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2004/01/12(月)
思い出の車
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昨日、お墓参りに行く前に母の弟(私のおじ)の家へ立ち寄った。
父がそれまで乗っていた車をおじに譲るためだ。
形見として残しておこうか、と考えたこともあったが、 家族が2人しかいないのに車が3台あっても仕方ない、というのと 車は乗らなくても維持費が結構かかるので(これが本音なんですが…) 結局、手放すことにしたのだった。
隣町に住んでいるおじの所へは母(の車)と2台で向かった。 母は左ハンドル車の運転が出来ないので、私が父の車を運転した。
今日がこの車のハンドルを握る最後の日。 いろんな思いが心の中に浮かぶ…
「退院したら家族で旅行へ行くんだから、早くこの車を直しておけよ。」 父は病床で何度もそう言っていた。そしてそれを信じて懸命に頑張っていた。
「そうだね。だからお父さんも早く病気を治さなくっちゃね。」 そう言って、修理したのがこの車だった… 本当は直らない病気だと知っていたのに、うそをついてごめんね…。
たくさんの思い出が詰まった車だから、やっぱり手放すのはよそうか… という気持ちが心をよぎったころにはもう、おじの家に到着していた。
さようなら…これからはおじが大切に乗っていくと思うから (車を手放したことを)許して下さい…
沢山の思い出が詰まった車だった。 だけど、父との思い出は私の心の中にたくさん残っているから…
そう考えながら父のお墓参りへ向かった…。
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