|
2004/01/22(木)
物を大切にする心
|
|
|
今日、新聞折込のチラシを見てたら長靴が何と398円で売っていた。 これは安い!と思わず衝動買いをしそうになったが、よく考えると 今すぐに必要なものではなかったことに気付いたので買わずに済んだのだった(笑)。
最近は以前に比べると価格破壊が進んでいるなあ、と思う。 これでどうやって利益を出しているのだろう、といらぬ心配をするくらい安くなったものもある。
ただ、その分商品寿命が短くなってしまったものが多くなったような気がする・・・
我が家には(父が20年くらい前に釣り用で購入した)古〜い長靴があるのだが、 よく見たら接着剤で何ヶ所かの穴を補修した跡があった。 (そこまでするのはうちの父くらいかも知れないが・・・苦笑)
今の時代なら壊れたら即買い換えなのだろうが、当時の商品は補修さえすれば 長い間使えるものが多かったと思う。
その他にも'80年代に買った(と思われる)ビデオデッキやファンヒーターがある。 機能的には現在のものと比較すると何一つ勝てるものはないが、通常の使用には 何ら支障はない。それにこの時代のものは簡単には壊れない。
購入時は確か『真っ白』だった(はずの)ファンヒーターは気が付けば『妖しげなクリーム色(笑)』 に変色したりしているが今でもちゃんと温風が出るし、BSチューナーもS-VHSも付いていない 時代遅れのビデオデッキでも、何の問題もなく映像を映し出すことができる。
それに比べて最近の家電製品の故障の多いこと多いこと・・・ 私の部屋にある新しいビデオデッキは毎年のように修理に出しているし、 先月買ったばかりのパソコンは初期不良(?)でメーカー修理行き (=これ、一昨日の話なんですが)といった具合である。
また以前、ある電化製品を修理に出しに行ったとき応対した店員から、 「直すことはできるんですが新品を買ったほうが安いんですよね〜」と言う答えが返ってきたことがあった。 その製品は一部を直せばまだまだ使えそうなものだったのだが、仕方なく新品を購入した記憶がある。
ちょっと壊れたからといって新しいものを買い、古いものをすぐ捨てる。 だけどこれでは物を大事にする、という心が育たないんじゃないのかな?と思う。
今はそういう時代なんだ、と言ってしまえばそれまでなのだろうが・・・
2年ほど前に中古で購入した私の車は、新車からすでに5年以上経っているので壊れそうな所は 早めに交換するように心がけている。だから大きなトラブルは今のところ起きていない。
では大きなトラブルが起きてしまったら? もちろんきちんと直すつもりだ。たとえそれが大きな出費になったとしても。
なぜって?
それはその車に愛着があるから。
車とともに刻んだ思い出がたくさんあるから。
そして思い出はお金では買えない大切なものだから・・・
|
|
|