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2004/01/24(土)
日露戦争の話
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今年は『日露戦争』が始まってからちょうど100年目に当たる年だそうだ。
『日露戦争』と聞くと思い出す話がある。
何年前かは忘れてしまったが、母方の実家(長野県の南佐久)のお墓参りに行ったある時、 たくさんのお墓や墓標の奥にひときわ大きな石碑があるのが目に入った。
刻んである文字を何気なく読んでみると、そこには『日露戦争従軍記念碑』と書いてあった。 居合わせた方に話を訊いてみると、当時戦争に出征した ご先祖様のことが書いてある、と言っていた。
残念ながら、話の内容はほとんど忘れてしまったが、そのご先祖様が『凄い人』だった、 ということだけは心の片隅に今も残っている。
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そして昨年・・・
「私の両親のどちらか一人でもいなかったとしたら、私が生まれてくることはなかったんだ。 もちろんその親(祖父母)が存在しなかったとしてもね。 だからご先祖様にはもっと感謝しなくちゃいけないんだよ。」
ある人に言われた言葉である。
その人は話の流れのなかでさりげなく言ったのかも知れないが、 その言葉を耳にした瞬間、私は何かに目覚めたような気がした。 今まで当たり前のように生きてきたこと、それ自体が奇跡のようなことだったんだ、と・・・
その日から私は仏壇の前では父だけではなく、 ご先祖様にも感謝しながら手を合わせるようになった。
「自分がこの世に存在していることや、生きていること自体に もっと感謝しなくてはいけないんだよね。」
心の中でそう思いながら手を合わせるようになった。
今日も、明日も、そしてこれからも・・・
ずっとずっと・・・
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