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2004/01/27(火)
人間の皮を被った悪魔たち
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大阪の中学生虐待事件・・・
世の中にこんなことを平然とする『人間の皮を被った悪魔たち』が存在し、 のうのうと今日まで過ごしていた、という現実にヘドがでそうな気持ちになった。
すべての子供たちは、その両親がいなかったらこの世に生まれ来ることはなかった。 だから私は自分の命を授けてくれた両親に感謝している。
だが、この中学生の場合はどうだったのだろう。
内縁の妻のみならず、実の父親にまで筆舌に尽くしがたい虐待を受け続け、 それでも必死に耐え続けてきた。
だが・・・
『抵抗する気力を無くした』彼は、その生理的限界を超え、
『目と口を開いたまま動かなくなった』(新聞記事より一部抜粋)
何と言ったら良いのだろう・・・
ありえないことが現実に起きていた、とでも言えば良いのだろうか?
そこに至るまでに受けてきた仕打ちと、彼の気持ちを考えると、たまらない気持ちになった。
彼はこの世に生まれてきたことに対し、何を想っていたのだろうか?
彼が見てきたものはこの世の絶望だけだったのだろうか?
(昏睡状態となった)今の彼に訊いても答えは返ってこない・・・
『生きることって何?』
『親子の絆って何?』
『命の価値って何?』
眠れぬ夜、私は彼の代わりに悪魔たちに向かってそう問い続けた・・・
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