|
2004/01/28(水)
久々の再会
|
|
|
昨日、予定通り母が手術の為、S病院へ入院した。
会社が終わってから母のところへ行ったのだが、病室内に入った瞬間、何だか不思議な気持ちになった。 というより『運命』のようなものを感じずにはいられなかった。
母が入院した病室は(外科病棟の)360号室なのだがこの部屋は昨年、 この病院で亡くなった父が最初に入っていた(内科病棟の)460号室のちょうど真下の部屋で、 しかもベッドの場所まで寸分違わぬ配置だったからである。
3Fと4Fの違いはあったが2つのフロアはナースステーションやトイレの位置までが全く同じで、 父と共に過ごした『あの瞬間』にタイムスリップしたような気分になった。
懐かしさと哀しい気分が入り混じった、何とも言えない気持ちになった。
父とともに夢中で過ごしたあの日、あの時の情景が次々と頭に浮かんできた。
・・・そして気がつくと自然に4北ナースステーションへと足を運んでいた。
と、見覚えのある看護婦さんの姿が目に入った。I藤さんだ!
(私)「ご無沙汰しています。」
(I藤さん)「あっ、お久しぶりです!」
たくさんの思い出が詰まったこの場所にいた看護婦さんたちもまた、変わらぬ笑顔で出迎えてくれた。
(I藤さん)「ここは全然変わってないでしょ?まだ時間もそんなに経ってませんしね。」
(私)「そうですね。I藤さんも全然変わってませんね!何だかとっても懐かしくてホッとしました。」
そのあと、4北の看護婦さんたちにはまだ、このHPのことを話していなかったので、 HP立ち上げまでの経緯をざっと説明した。
昨年この病院で経験してきた、たくさんの出来事・・・
嬉しかったことや哀しかったこと・・・それらを書き綴ったものであること。 そして4北ナースのみなさんには是非、見ていただきたいと思っていることなど。
そして最後に「母が退院するまでに感想を訊きにきますね!」と言ってこの場を離れた。
・・・家に帰ってからふと、考えた。
この日の出来事は『偶然』だったのだろうか?
いや、どう考えても『必然』としか思えなかった。
まるで誰かが私たちをここまで導いてくれたとしか思えなかった。
やはり、父が導いてくれたのだろうか・・・
『あの日の情景』と『現実』が入り混じった中でそう、考え続けた一日だった。
|
|
|