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2004/11/06(土)
あの日から一年が過ぎて・・・
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今日は父が旅立ってからちょうど一年にあたる日。
昨年の今頃は、無我夢中になって家族みんなで父の元に付き添っていた。
だが、亡くなる直前まで父の死を受け入れる準備が出来ていなかったので、死後しばらくの間は まるで夢の中にいるようだった。
そして数週間後、徐々に現実を受け入れざるを得ない状況になってくると、 今度はそれまでに自分がしてきたことに対する後悔の念がどんどん大きくなってきた。
さらには今後に対する不安も加わって、何も出来なかったことに対して自分を責め続けて 気持ちの切り替えが出来ないままこれからどうすれば良いのか、ともがき続けた昨年の暮れ。
「このままじゃいけない、何かを変えなくては・・・」と年明けに一念発起して作った、家族のためのHP。
あれからもう一年が過ぎた、と言うのは紛れも無い現実。
今でも、様々な、そしてたくさんの思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡る・・・
今日は『一年』という区切りの日ではあるが、だからと言って気持ちを切り替えることが出来たとか、 そういう気持ちにはまだなれない。 あくまで現実を少しずつ受け入れながら、流れに身を任せて過ごしている。
ある人は言った。
「人の一生は決められたもの。だから失ったことをどんなに悔いても仕方がないんだよ。」と。
もちろん、そんなことは頭の中では分かっている。
また、人の死を『運命』とか『天命』という言葉で片付けることは簡単だが、では自分が一分後や一時間後に どうなっているのかを言い当てることは(ほとんどの人は)できないだろう。
だから私は死を決められたものだとは思わない。 いや、思いたくない。
だけど時折、どうしようもなく哀しい気持ちになって塞ぎこんでしまうことがある。 そんな時はとにかく一つの事に集中して、余計な事を考える時間を作らないようにしている。
というよりそうするほかに、哀しみから抜け出す方法を今の私はまだ知らない。
最近はそんな時間が多かった気がする・・・
今日は『一年』という区切りの日ではあるが、だからと言って気持ちを切り替えることが出来たとか、 そういう気持ちにはまだなれない。
あくまで現実を少しずつ受け入れながら、流れに身を任せて今を過ごしている。
ではこの一年で、そしてこの新しいHPを作ったことで、私の中で何かが変わったのだろうか?
いや、そんなことはどうでもよい。
今日、この区切りの日を無事に迎えられたことに感謝しなくてはいけないのだから・・・
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