だぶるけいの活動日記
その日、ふと思ったことや気づいたことを何となく書いています・・・
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2004/02/10(火) 争いがもたらすもの
人と人が争うこと、これは『喧嘩』である。
これが国と国どうしの争いとなると、『戦争』という名に変わる。

戦争では『負けること=国が滅びる』ということなので、それぞれの国の人々は
決死の覚悟でその争いに臨み、勝つ為に全力を尽くす。

そして個人のレベルでは『己を守り、敵を倒すこと』が他の何よりも優先される。

そのためには手段を選ばず、時には非人道的な方法も使う。

例えば、「毒ガスを使用する」、「軍人以外の民間人をも殺戮する無差別攻撃をする」、
「戦場で守るべき野戦病院や衛星兵(主に軍などで簡単な医療の教育を受けた兵士。
本来、戦場では敵味方問わず殺してはいけない)を狙うこと」など・・・。

そこにはモラルやルールなどはない。
だから人々の心はすさみ、ボロボロになる。そして人格が歪められてしまう。


ただ、技術の点に絞るともし戦争がなかったら・・・という事柄があるのもまた事実で、
通常10年かかって開発される技術(の進歩)が、戦時中はわずか1年で成し遂げられる、と言われている。

例えば、第2次世界大戦中ドイツの手によって開発された『ロケット』のV2ミサイル
(=世界初の大陸弾道弾)やプロペラ機から一気に進化した『ジェット機』、現在の医療では
欠かせない『ペニシリン』、そして広島と長崎に落とされたあの『原子力爆弾』などは
大戦前には考えられなかったものばかりで(科学者や識者の実験的な技術レベルとしては存在したが)
その点では戦争がもたらした役割は確かに大きい。
(もちろん、その裏では開発に携わった人たちの筆舌に尽くしがたい努力があった、ということは想像に難くないが。)

そして先人たちが命懸けで造りだした、それらの技術や進歩があるからこそ、今の時代の繁栄がもたれされたのだ。
現代に生きる人々はまず、そのことに感謝しなくてはいけないと思う。


テレビを見ていたら今日もイラクのニュースが流れていた。現地に赴いている自衛隊の姿が映った。
その映像を見る限りは一見、問題はなさそうに見える。

だが・・・もし現地で『最悪の事態』が起こったら、どうなるのだろうか?

自国の危機でもないのに外圧に押され、一部のお偉方の人によって派遣が決められ、
現地に赴いた人たちとその家族たちは・・・。

国際貢献が重要だ、というのは重々承知している。が、もし自分の家族や身近な人たちが
それに該当した場合、現地に赴くことに賛成するのだろうか?

今回の派遣はどう考えても、湾岸戦争のとき、「金は出すが人は出さない」と他国に言われ続けた
過去があったから今回は意地でも「人を派遣する」という『こだわり』のためだけに決定した、としか思えない。
別に日本に他国が攻めてきたという訳ではないのだ。

確かに彼らは戦場の真っ只中の地域に行ったわけではないのかも知れない。
だが、そこにはモラルやルールなどは関係ない、テロリストたちが潜む(可能性のある)地域なのだ。
そんな彼らの手によって『最悪の事態』が引き起こされる前に早く日本に戻ってきて欲しい。

何ももたらさなくてもいい。
ただ無事に帰ってきてくれさえすれば、それでいい。

争いや憎しみは人々から幸福と人を慈しむ心を奪い、(そして万一のことが起きてしまったら)
残された周りの人々の心を苦しめるはずだから。


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