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2004/02/20(金)
地上の太陽
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今日は未来のエネルギーについてのお話です・・・(^^)
現在のエネルギーは原子力発電と石油による火力発電なしでは考えられない。 だが、原子力発電は高レベルの放射性廃棄物の問題があるし、また石油資源も無限な訳ではない。
そこで現在、期待されているのが『熱核融合』という技術である。
『熱核融合』というのは真空で燃料の重水素と三重水素を1億℃以上(!)に熱し、 原子核どうしを融合させてそれによって生まれるエネルギーを取り出す技術だそうだ。
核融合といっても危険な放射性廃棄物などは一切出ないし、しかも火力発電のように 二酸化炭素や窒素酸化物もほとんど出ないので、環境面の心配はほとんどない。
しかも燃料となる重水素は海水中に含まれるものなので、ほぼ無尽蔵に取り出せるのだ。 ・・・と、ここまでは良いことずくめだが、一つだけ問題がある。
それは『お金』の問題である。
というのは、この技術のために使われる『国際熱核融合実験炉(=ITER)』の総事業費が な、なんと一兆三千億円!!もかかるそうなのだ(@_@)。
また、この技術が実用化されるのは2050年以降の予定なので、いずれにしても 気の遠くなるような話ではある。
ちなみに核融合というのは太陽の内部で起こっている反応と同じで、 そのためITERは『地上の太陽』と呼ばれるそうである。
『地上の太陽』・・・うーん、何とも良い響きである♪
・・・ってただそれが言いたかっただけなんだけど(笑)
それより1億℃ってどれくらい熱いのだろうか?? ・・・熱湯より熱いのは間違いないと思うんだけど(っていうか熱湯は100℃じゃん!^^;)
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