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2004/02/21(土)
埼玉県では・・・
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昨日は地球規模のエネルギー問題を書いたが、今日は私の地元、埼玉県での取り組みについての話です。
東松山市は『環境まちづくり』宣言をしている市なのだが、この度、市内のある小学校に 校内の年間消費電力すべてを作り出すことができる『太陽光発電パネル』を'05年度までに 設置することが決まったそうだ。
学習目的の小規模パネルを設置している(公立の)学校は沢山あるそうだが、すべての電力を 賄えるほどの規模となると、全国でも例がないそうである。
同校での年間に掛かる電気料金は約370万円。 対する設置費用は約8千万円で20年以上稼動させ続けると、ほぼ元が取れる計算である。 (ちなみにパネルの耐用年数も約20年だそうだ。)
実際はNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)から約4千万円の補助が出る予定なので 10数年の稼動で経済的なメリットが生まれてくる計算となる。
太陽光発電は言うまでもなく、現在考えうるエネルギーの中で最もクリーンなものである。 そういう意味では『人と自然が調和した街づくり』を目指す東松山市のイメージにピッタリの事業だと思う。
さらに学校、という教育の場に設置することによって生徒たちに環境問題に対する意識づけを高める、 というメリットも生まれてくる。
こういうことに予算を使うのなら私たち国民も納得すると思うのだが、『お偉いさん』たちの腰が 重いせいなのかどうかは分かりませんが(苦笑)この手の話ってなかなか進まないんですよねぇ・・・
そういえばこの日記を書いていて思い出したが、私がまだ学生だった○年前(何年前だったかは ご想像にお任せします^^;)『21世紀の日本』というテーマで作文を書いたことがあった。
「21世紀には各家庭の屋根にソーラーパネルが設置されて、自家発電でエネルギーを賄える時代が来て欲しい。 そうすれば環境問題や(石油などの)資源問題が一気に解決されるからである。」
・・・確かこんな内容だったと思うが残念ながら当時の私の予想は外れ(苦笑)、 家庭用の太陽光パネルの普及は現在もなかなか進んではいない。
これにはコスト面とエネルギーの変換効率の2つの問題があるのだが、逆にいえばそれらの問題さえ解決すれば 各家庭での電力の自給自足が可能になり、良いことずくめの話となる。
今後は地上の太陽こと『熱核融合』と『太陽光発電』のどちらが未来の主力エネルギーとなるのだろうか? それとも、両方が主力となればそのほうがもっと良いのかな?
それがあと何年後の話になるのかは分からないが、開発に携わっている人たちには そんな未来を目指して頑張って欲しいと思う。
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