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2004/02/22(日)
ぐっすり寝ること
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『目には目を。歯には歯を。』ハムラビ法典で有名なこの言葉の本来の意味は、 「自分が害された以上に害してはいけない」という復讐を制限する『同害報復』が本来の意味で、 また旧約聖書でも同様の教えを説いている。
だが現在は『やられたことは(何倍にして)徹底的にやり返せ。』という、 復讐を奨励するという意味に捉えている人が多くなっている。
この考え方は施しの面でも同じことが言える。 他人に施したことに対し(見返りという)対価を求めてはいけない。 自分がこれだけのことを相手に『してあげたのに』と考えてしまうことが問題なのだ。
だから施しをすることが当たり前なんだ、と考えられるようになれば醜い争いは無くなると思う。 見返りを期待する(というより当てにする)発想自体が問題なのだ。
だが・・・ どんなに高邁な理想を掲げてもなかなか思う通りには行かないのが現実だ。 残念ながら私の周りでもそれは当てはまる。
理想と現実の狭間で心が揺れ動く。
満たされぬ想い・・・ そして自分の思い通りにならない、という現実・・・心の葛藤。 そんな思いが自分の心の中で少しずつ膨らんでいって、消化しきれなくなり、そして爆発する。
それまで施しの気持ちを持っていた人が、見返りを求める気持ちへと変化してしまうのも 仕方が無いのかも知れない。
今週はそんな心の葛藤が続く出来事ばかり続いたので疲れてしまった。 そのせいかどうかは分からないが、今朝目覚めたのはなんと11時過ぎであった。
もちろん遅く起きた分、一日が早く過ぎてしまったのは確かだが、 そのおかげで「おまえ一体何時間寝たんだよ〜!」っていうくらい良い睡眠を取れた。 こんなにぐっすり寝たのは何週間ぶりだろう、というくらい良く寝られた。
『いやなことがあったときはぐっすり寝ること。』
これが私にとってストレスを溜めない、一番簡単で安上がりな方法だったことに改めて気付かされた。 ・・・ということで、今日はぼちぼち寝るとしますか(ただいまの時刻22時30分・・・笑)
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