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2004/02/04(水)
明日にはきっと・・・
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自動車通勤の私はいつもお気に入りの音楽を聴きながら運転している。 そしてこの日は大好きなスピッツを聴いていた。
『思い出から継ぎはぎした、哀しいDiary・・・』
何度も聴いているはずの曲だったが、このフレーズを聴いた瞬間、 自分の心と曲がリンクして、突然哀しい気持ちの波が押し寄せてきた。
涙がこぼれ落ちそうになったとき、ふと子供の頃の自分を思い出した。
子供の頃の私は泣き虫だった。
自分に自信がなかったせいかもしれないが、とにかくそういう子供だった。 だから、「大人になったら我慢して簡単に泣いたりしないんだ。」と子供心に誓ったものだった。
月日は流れ、記憶の片隅に追いやられていたはずだった、そのことを思い出した。
だが、涙の意味が分かった今はもう、そんな我慢をする必要はなくなった。 過去を変えることはできないし、後戻りすることは出来ないことに気付いたから。
どんなに願っても、どんなに祈っても、それは叶わないことだから・・・
そして曲は続く。
『崩れそうな未来・・・裸足で駆け抜けるような、そんな裏技もないけど、明日にはきっと・・・』
そう、明日にはきっと・・・だから前を向いていこう。 明日は、未来は自分で創り上げてゆくものなのだから・・・
信号待ちで外に目を向けると、ガラス越しに見える景色が涙で曇って見えた。
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