だぶるけいの活動日記
その日、ふと思ったことや気づいたことを何となく書いています・・・
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2004年3月
前の月 次の月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
最新の絵日記ダイジェスト
2004/11/06 あの日から一年が過ぎて・・・
2004/11/05 恐怖の5週間
2004/11/04 ぐい呑み
2004/11/03 航空祭
2004/11/02 幻の枕カバー

直接移動: 200411 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月 

2004/03/05(金) おーっ!!
先月買い求めた『新撰組』の本を今日、ようやく読み終えた。

10人以上の作家による短編集が収録されていたのだが、その中で最も印象的だったのが
幕末当時、会津守護職だった松平容保(かたもり)について書かれた話であった。


会津藩は徳川将軍家の繁栄のために存在し、その忠義を尽くすという家訓を実直に守り、
15代将軍慶喜が大政奉還をしたあとでもなお、将軍家への忠義を貫き通した。

だが、時代の流れは彼らには味方せず、それゆえ新政府(官軍)の前に敗れ去ってしまうのだが、
義に篤い会津藩があったからこそ新撰組もまた、負け戦だと分かっても最後まで戦い続けた。

そう、新撰組は単なる殺人集団ではなく会津藩のため、そして徳川幕府のために障害となるものを
取り除くために行動しただけだったのだ。

通常、歴史上では敗れた方が悪く書かれてしまうことが多いのだが(というより、良いことをしても
歴史から抹殺されてしまう)この本のお陰で近藤勇や土方歳三などの隊士や新撰組誕生の背景、
その活動など、大体の流れはこれで理解することができた。


そしてもう一つ「おおーっ!」と思ったのが、清河八郎(きよかわはちろう)について書かれた作品であった。

と言っても清河本人についてどうだ、とか言うのではない。
物語の中に私の地元『川越の奥富村(の広福寺)』という地名が出てきたからである。

さらにその次のページにはこれまた『所沢』や『新宿』などのなじみ深い地名が出てきた。
西武新宿線沿線在住の私としては物語本編よりも、これらの地名がこの本に出てきた、
ということの方に興味を引かれた。

自分が読んだ本の中で馴染み深い名称や言葉が出てきたときちょっとだけ嬉しい、というか得した気分になる。


その昔、三国志関係の本を読んでいた時に『魏志倭人伝(ぎしわじんでん)』という言葉が出てきた。

ぎしわじんでん・・・??
うーん、どこかで聞いたことがあるような・・・

あっ、そうだ!確かこれ、昔学校で習ったことがあった言葉だっ!!

そう、『魏志倭人伝』というのは1800年ほど前の中国で三国が鼎立した当時の国(魏、呉、蜀)の
『魏』が残した『倭人(=日本人)』の伝記だったのだ。
ちなみに当時の倭国はあの『卑弥呼』が支配していたのだが、そのときの様子が中国の伝記に残されていたのである。

学生のころ、丸暗記していただけで分からなかったその言葉の由来や意味を初めて理解できた瞬間であった。

その当時も三国志に出てくる人物や物語を知りたくて本を読み漁っていたのだが、
突然聞き覚えのある言葉が出てきて、その意味が分かった瞬間思わず「おーっ!!」と唸ってしまったのであった。

ちなみに今日の「おーっ!!」は三国志で唸った「おーっ!!」以来のことであった。


うーん、これだから歴史の本はやめられないんだよなー(笑)


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.