だぶるけいの活動日記
その日、ふと思ったことや気づいたことを何となく書いています・・・
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2004/04/17(土) 横山光輝氏
一昨日、自宅からの出火で大やけどを負い、重体だった漫画家の横山光輝氏が69歳で亡くなった。

数年前から体調を崩したことや足を骨折したことが原因で自宅療養の生活を送られていたそうだが、
執筆自体は(徐々にではあるが)継続していたそうで、志半ばといった中での死は惜しまれてならない。
ニュースによるとタバコの不始末が原因らしいが、いずれにせよ残念な話である。

横山光輝氏と言うと、有名な漫画をたくさん世に送り出してきたが、
私の中で最も印象に残っているのが『三国志』である。

何年前かは忘れたが、当時テレビで放映されていたこの番組を偶然見たことが三国志を知るきっかけとなった。
赤壁の戦いまで放送してテレビ放映を終了したのだが、これからが本当の盛り上がりを迎えるというところで
放送が終了してしまったので、それからというもの三国志の関連本を買いあさり、吉川英治氏の三国志
(小説。全8巻)を読破し、さらにまだ飽き足らず、ついには正史三国志(直訳に近い本。全8巻)
まで手に入れるほど興味を持つに至ったのである。

以下の言葉や故事はすべて三国志から出てきた言葉である。

『魏志倭人伝』(当時の日本=邪馬台国や女王卑弥呼について書かれたもの)
『水魚の交わり』(劉備と孔明のあまりの仲の良さを妬んだ張飛をたしなめたときに言った言葉)
『関帝廟』(関羽を中心に息子の関平と部下の周倉の3人を飾ってある廟。中華街などでよく見かける)

もちろん、その他にもたくさんの故事や言葉がある(実際に読んでもらえれば分かります)。

2000年も前にあった出来事が現在に伝わり続けていることに感動したし(もちろん脚色された話ではあるが)
たくさんの書物が現在もなお、出版され続けている事実が『三国志』の価値を如実に示していると思う。

・・・とまあ、こんな感じできっかけは漫画だが、それによって興味を持ち色々な故事を知ることが出来たのだから、
そういう意味でこの漫画には大変感謝している。

そしてその作者の突然の死は返す返す残念な話である。

あらためて故人のご冥福をお祈りいたします・・・。


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