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2004/05/16(日)
心の中
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それまでは今までの生活が当たり前だと思っていた。 だが、そうではなかった。
その中にいると分からないことがある。 分からないものがある。 気づかないものがある。
大切なものを失ってからはじめて知る、そんな思い。 幸せの中にいるときは気づかなかった、意識することのなかったもの。
最近、『生きている』ことの意味が分からなくなることがある。 生きているだけで幸せ、っていう人がいるけど意味がよく分からない。
なぜ人は生きているのか? なぜ人は生きなくてはならないのか?
生きていることの意味は? 誰のために? 何のために?
そこにはどんな意味があるの?
わからないよ・・・
そんなとき、自分の心の中を覗いてみると、ぽっかりと空いた穴がある。 普段は笑顔の中に隠れて気づかない小さなその穴だが、ひとたびそれを意識し出すと、とたんに大きくなってゆく。
穴の中はとてつもなく真っ暗で深い深い、闇だけの世界。 それ以外には何もない。 何も見えない。
しっかりとした心を持っていないと吸い込まれてしまいそうだ。 必死で踏ん張らないと吸い込まれてしまいそうだ。
だけど、踏ん張りきれなかったら一体どうなってしまうんだろう? もし、吸い込まれてしまったら、どうなってしまうのだろう?
多分、二度と這い上がれないだろう。 そして二度と元の世界には戻れないのだろう。
だけどそれでも構わないから吸い込まれてしまいたい、と思う時がある。
たとえ、それが間違っていることだと分かっていても・・・
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