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2004/05/19(水)
庭の木々たち
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日曜日は久しぶりに庭の手入れをした。 冬の間には気にならなかった草木だが、今はほんの一週間ほどでその変化が分かるほどすぐに伸びてくる。
まず、伸びきってしまった芝の草刈から始まって、同じくつるがのびてあちこちに絡まり始めた藤やぶどうの剪定。 鉢植えの梅も切らなくっちゃいけないんだっけ・・・。 今まで自分でしたことがなかったから、インターネットなどで調べて自分流に切ってみるがなかなか上手くはいかない。
昨年までは(父任せで)一切振り返らなかったものが父亡き今、いやと言うほど実感させられる。 そんな私を父や母は一体、どんな目で見ていたのだろうか?
きっと「いい加減にしろ!」って言いたかったんだろうなあ・・・ そんなことも知らずに好き勝手に遊びに行っていた自分が今、とてつもなく嫌な生き物に思えてくる。
そんなとき、あらためて庭の木々を見る。
咲き終えた藤や牡丹。 今、花を咲かせているツツジや水仙。 そしてこれから花を咲かせようとしている紫陽花や葡萄のつぼみ。 実を付けている梅や鉢植えミカン。
そのどれもが生き生きとしている。 まさに今、成長しようとしていることが実感できる。
今、咲いている花は、確か昨日はまだつぼみだった。 また、昨日咲いていたはずの花が今日はもう、散りかけている。
着実に成長しているんだ。 後戻りせず、着実に・・・
今のままじゃいけない。 このままじゃいけない。 私自身も成長しなくてはいけない。
立ち止まっている時間はないんだ。 振り返ることは確かに大事だけど、それだけじゃいけないんだ。
そんなことを庭の木々たちに教えられた一日だった・・・
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