だぶるけいの活動日記
その日、ふと思ったことや気づいたことを何となく書いています・・・
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2004/11/06 あの日から一年が過ぎて・・・
2004/11/05 恐怖の5週間
2004/11/04 ぐい呑み
2004/11/03 航空祭
2004/11/02 幻の枕カバー

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2004/05/19(水) 庭の木々たち
日曜日は久しぶりに庭の手入れをした。
冬の間には気にならなかった草木だが、今はほんの一週間ほどでその変化が分かるほどすぐに伸びてくる。

まず、伸びきってしまった芝の草刈から始まって、同じくつるがのびてあちこちに絡まり始めた藤やぶどうの剪定。
鉢植えの梅も切らなくっちゃいけないんだっけ・・・。
今まで自分でしたことがなかったから、インターネットなどで調べて自分流に切ってみるがなかなか上手くはいかない。

昨年までは(父任せで)一切振り返らなかったものが父亡き今、いやと言うほど実感させられる。
そんな私を父や母は一体、どんな目で見ていたのだろうか?

きっと「いい加減にしろ!」って言いたかったんだろうなあ・・・
そんなことも知らずに好き勝手に遊びに行っていた自分が今、とてつもなく嫌な生き物に思えてくる。


そんなとき、あらためて庭の木々を見る。

咲き終えた藤や牡丹。
今、花を咲かせているツツジや水仙。
そしてこれから花を咲かせようとしている紫陽花や葡萄のつぼみ。
実を付けている梅や鉢植えミカン。

そのどれもが生き生きとしている。
まさに今、成長しようとしていることが実感できる。

今、咲いている花は、確か昨日はまだつぼみだった。
また、昨日咲いていたはずの花が今日はもう、散りかけている。

着実に成長しているんだ。
後戻りせず、着実に・・・


今のままじゃいけない。
このままじゃいけない。
私自身も成長しなくてはいけない。

立ち止まっている時間はないんだ。
振り返ることは確かに大事だけど、それだけじゃいけないんだ。

そんなことを庭の木々たちに教えられた一日だった・・・

2004/05/18(火) 損したような得したような・・・
今日(の午後)はいろいろあった一日でした。

恒例の(?)歯の治療に向かう途中、車内で突然『BLAKE LIGHT CIRCUIT』の警告灯が点いた。
が、そのときはあまり気にも留めなかった(というより歯の治療のことで頭が一杯なんで・・・^^;)。

その後、会社に戻って整備の者にチェックしてもらうと・・・

「ブレーキライト、点いてないよ!」
「な、何ぃ〜!それってまずいじゃん!!自分はいいけど後続車に迷惑が掛かるし・・・」

すぐにディーラーに連絡すると『ブレーキライトスイッチ』というパーツがダメらしいので
在庫を確認してから急遽、入庫することにしました。

ただ、この症状は確か以前もあったような気が・・・

そこで整備履歴をチェックすると、H14年8月に同じ症状でパーツ交換をしていることが分かった。
だけど2年近く前の話だからクレーム(=無償交換)は無理かなぁ・・・と思っていました。


修理自体は20分ほどで終了し、支払いをしようとすると・・・

「あ、今回の修理は保証期間内なので無料です。」
「えっ、ホントですか(や、やたっ!)」
「以前は1年保証だったのですが、今は(保証期間が拡大されて)2年になったんです。」
「へぇ、そうなんですか(ラッキー!!)」
「今回交換したパーツはH14年8月に交換されたものなので、まだ2年経ってないんですよ。」
「パーツが壊れたのは運が悪いけど、保証期間内だった(おかげで無料になった)のはある意味、
運が良いんですかねぇ??」
「まあ、そうですね・・・(苦笑)」

損したのか得したのか分からない、何とも言えない妙な気分でした(^^;


その後、前日壊れたパソコンを購入店に修理に出したのですが、こちらの方は・・・

「H12年8月購入の商品ですから、当店の5年保証で直させていただきます。」
「えっ、そうなんですか(心の声・・・ラッキー!」
「ただ・・・これには免責が3万円掛かるんですよ。」
「そ、そうなんですか(心の声・・・3万もかかるのかよ〜)」

詳しく聞いてみると、修理にかかる費用が3万円以下なら自己負担でそれを超える金額の分だけが保証される、
ということでした。

ちなみに私のパソコン、ハードディスクがNGのようで(HDD ERRORと表示されてしまう)、修理するのに通常、
3万円以上の金額がかかる模様です。

実際にいくら掛かるのかはメーカーからの返事待ちですが、やっぱりその分は支払わないとダメみたいです。

こちらの方はどう考えても損した気分です・・・


いずれにせよ、今回の臨時出費のおかげで(何者かの仕業による)へこんだリヤ左ドアの修理は
当分の間お預けです・・・
あー、何だか奥歯がズキズキしてきた・・・

ちなみに明日も歯の治療日っす・・・(泣)

2004/05/17(月) 生きる意味
ひとつのみかんを思い浮かべてください。
それはどんなみかんですか?


どこで作られたみかんなんだろう?
まだ露地物が出回る時期じゃないからハウスものかな?

大きなみかんなのかな?
小さなみかんなのかな?

甘いのかな?
酸っぱいのかな?

皮は厚いのかな?
薄いのかな?


大事なのは『想像する』ということ。
『創造する』ということ。

これは人間だからできること。
人間だけにできること。

『喜ぶこと』

『怒ること』

『哀しむこと』

『楽しむこと』

みんなみんな人だからこそできるもの・・・。

だから『人』として生を授かった、ということはやはり大事で貴重なことなんだと思う。

生きる意味ってそういうことなのかも知れない。

2004/05/16(日) 心の中
それまでは今までの生活が当たり前だと思っていた。
だが、そうではなかった。

その中にいると分からないことがある。
分からないものがある。
気づかないものがある。

大切なものを失ってからはじめて知る、そんな思い。
幸せの中にいるときは気づかなかった、意識することのなかったもの。


最近、『生きている』ことの意味が分からなくなることがある。
生きているだけで幸せ、っていう人がいるけど意味がよく分からない。

なぜ人は生きているのか?
なぜ人は生きなくてはならないのか?

生きていることの意味は?
誰のために?
何のために?

そこにはどんな意味があるの?

わからないよ・・・


そんなとき、自分の心の中を覗いてみると、ぽっかりと空いた穴がある。
普段は笑顔の中に隠れて気づかない小さなその穴だが、ひとたびそれを意識し出すと、とたんに大きくなってゆく。

穴の中はとてつもなく真っ暗で深い深い、闇だけの世界。
それ以外には何もない。
何も見えない。

しっかりとした心を持っていないと吸い込まれてしまいそうだ。
必死で踏ん張らないと吸い込まれてしまいそうだ。

だけど、踏ん張りきれなかったら一体どうなってしまうんだろう?
もし、吸い込まれてしまったら、どうなってしまうのだろう?

多分、二度と這い上がれないだろう。
そして二度と元の世界には戻れないのだろう。

だけどそれでも構わないから吸い込まれてしまいたい、と思う時がある。

たとえ、それが間違っていることだと分かっていても・・・

2004/05/14(金) 虫歯のおかげ
今日、2回目の歯の治療に行ってきた。

実は、ここの歯科は私が5年前まで住んでいた家の『隣り』の歯科である。
もっとも(当時の私は)以前勤めていた会社近くの歯科に通っていたのでここは初めてだが。

そして、生前の父もここの歯科に通っていた。
それまでは虫歯などは1本もなかったが、長距離トラックの運転を始めてからは眠気覚ましのために、
ガムや飴を口に入れ始め、それが原因で虫歯ができてしまったのである。

そうだ、先生なら(私の知らない)父のことを知っているかもしれない。
そう思ったので思い切って先生に訊いてみた。


「先生。実は私、5年前までここの隣の家に住んでいたんですよ。」

「え、そうなんですか!」

「当時、私の父も先生に治療してもらってたんですよ。見かけは怖い感じで・・・覚えてますか?」

「・・・あー、Kさんですね。はい、覚えていますよ。」

「そのとき、何か話したりはしませんでしたか?」


ここで父が昨年、亡くなったことを告げてから話を続けた。


「父はここではどんな感じでしたか?」

「うーん、詳しいことはよく覚えていませんが、饒舌でしたね。」

「え、そうなんですか!」

「結構、色々な話をしていた記憶があります。」

「父は家の中では余計なことはほとんど話しませんでしたから、なんか意外な感じがしますね。」


普段、口数の少なかった父だが、ここでは何を話していたのだろうか・・・?
いずれにせよ、家で見せる父の姿とは違っていたのは間違いない。


・・・色々な思いを巡らせているうちに、治療が始まった。
そうだ、ここには虫歯の治療のために来ているんだった。

今日も30分くらい奥歯を治療してもらったが、削った所が今もまだ、ズキズキしている。
この分だと、今晩も寝不足になりそうだ。


だけど今回だけは許してあげよう。
だって、この虫歯のおかげで先生から父の話を新たに聞くことが出来たのだから・・・

2004/05/13(木) 生きている意味
某国営放送で絶賛放映中(?)の『新撰組』だが、舞台を京都に移し、『壬生浪士組』を結成した。
芹沢鴨、新見錦とともに壬生浪士組(=新撰組)初代局長となった近藤勇ら(試衛館出身隊士たち)の
今後の展開が大いに楽しみである。

近藤勇(=幼名勝五郎)は当時の父、宮川九次郎から『三国志』や『水滸伝』などの英雄伝を
読み聞かされ育ったこともあり、それが後の『新撰組局長』近藤勇の思想的観念になっていった。

たとえ、それが時代の流れに逆らうものだと分かっていても、自分の生きている意味をそこに見出し、
自身(の信念)を信じ、殉じていった新撰組の人々。

これは、かつて関羽が(敵将の)曹操に捕らえられたとき、どんなに(自分に仕えてはくれないかと)厚遇されても
「我が主、劉備殿とは、同生同死を誓った義兄弟にして主従でござる。やがて劉備殿のもとへ去りましょう。」
と言い、劉備への信念(=忠義)を終生忘れなかったことと重なる。

時代や舞台は全く違うが、三国志の武将と新撰組の「忠義の精神」はどちらも同じであろう。
ちなみに勇は『三国志』の中でも特に関羽が好きだったそうである。


翻って現在・・・

ここ数日、新聞紙上を賑わしている、民○党党首の辞職問題や三菱ふ○うのリコール隠し問題などを見ていると、
果たしてそれだけの志を持った人たちが一体どれ位いるのだろうか、と思う。

己を守ることのみを是とする人たちの何と多いことか・・・。


ある所で見つけた文章がある。

「人は誰でも孤独では暮らしていけず『誰かにとって必要な存在でありたい』と願って生きている。」

自分にとってではない。自分以外の他の人にとって、である。
「所詮、そんなのは理想論だ」という人もいる。

だけど少なくとも今の自分はそうありたい、と思っている。
それによって自分の生きている意味や価値が確認できればいい、と思っている。

その存在が誰なのか、またどこにいるのかはまだ分からないけれど・・・

2004/05/12(水) 行って来ました歯医者さん(その1)
えっと・・・今日、早速歯医者に行ってきました!

今回の歯医者さんは始めて掛かるところだったのですが、インフォームドコンセントがしっかりしていて大変良かったです。

まず、レントゲンをとる前にざっと今の歯の状態を説明してその後、レントゲン写真と先生が描く歯のイラストで
追加説明してくれました。

今までに掛かった歯医者さんは、口頭での説明はありましたが、レントゲン写真などの『目で見て分かる』資料などを
使っての説明はなかったので、そういう意味で今回のインフォームドコンセントは大変、理解と説得力のあるものでした。


で、具体的な内容ですが・・・

先生曰く、「右の奥歯の中が『ジュクジュク』になってしまったために被せ物が取れてしまった。」とのこと。
で、どうしてそうなったかと言うと、「隣に出来た虫歯がじわじわと浸透してきて、それが奥歯に飛び火した。」
ということらしいです。

治療法としては、その「『ジュクジュク』の部分を取り去ってから新たに被せる土台を作り直していく。」とのことでした。
あ、もちろん隣の虫歯も治療しますけどね(^^;


・・・それだけで済めば良かったのですが、実は今回、それ以外にも厄介な問題があることが分かりました。

レントゲン写真を見ると、どうも左の奥歯の具合がおかしいのです。

具体的に言うと、「奥歯が何らかの原因で縦に割れてしまっていて(え〜!何で?)、
歯ぐきの奥で『ジュクジュク』になって炎症を起こしている。」とのことでした。
(先生は『ジュクジュク』という言葉を好んで使うようで・・・笑)

「幸い、歯の土台はまだしっかりしているので、そこから作り直せば大丈夫でしょう。」とのことでした。

今回は『右』の奥歯の治療のために来たのですが、まさか『左』の奥歯も治さなくてはならないとは・・・

そういえば過去に原因不明の、左奥の歯茎がズキズキする(ことがたびたびあった)のを思い出しました。
そしてその部分を手で押すとなぜかやわらかかったのです。
これって一体何だろうなぁ・・・と思っていたのですが今日、ようやくその謎が解けました。

実際、レントゲン写真を見ても、その部分は空洞のよう(=ジュクジュク)になっていました。

・・・ということで、結局、『両方』の奥歯を治療することになってしまいました(T_T)
先生は、「どちらかと言うと、取れてしまった右よりも、欠けてしまった左の方を先に直した方がいい。」
と言ってくれましたが、虫歯のところが痛み始めていたので「右の歯を先に治療してください。」と頼みました。


ということで早速治療開始!

麻酔の注射して、バンバン削って・・・(中略)・・・今日の治療が終了しました。

次回の予約は明後日の同じ時間(15時)にしてきました。
とりあえず、虫歯になっていた部分は削り取ってあるので、次回は問題の左の奥歯に取り掛かる予定です。


ちなみに現在(22時過ぎ)も、治療してもらった右の奥歯のところが『ズキン、ズキン』と痛んでおります(T_T)。
この分だと今晩はとても眠れそうにありません・・・(トホホ)。

2004/05/11(火) 歯医者
今日、昼食後に歯を磨いていたとき、口の中で『何か』が取れた感じがした。
イヤな予感がする。
ま、まさか・・・もしかして、これは・・・?

数週間前から、その部分にじーんとくる感覚があって(=要は痛い)気にはなっていたのだが、
それにはあの『大嫌いな歯医者』行かなくてはならない、ということで「気のせい、気のせい!」と
なるべく意識しないようにしていたのであった。

だが、今は奥歯の所を舌で触るとざらざらした妙な感覚になっている。
鏡で口の中を見ると、被せてあったはずのものがなくなっていた。

当然である。
ついさっきまで歯にくっついていた詰め物は今、私の手の中にあるのだから(-_-;


いずれにせよこれで、いよいよ歯医者に行かなくてはならなくなってしまった。
私だけではないと思うが、歯医者は『大の苦手』である。
削るときのあの音、神経を抜く時の独特の感覚、麻酔の注射・・・

以前の痛〜い思い出がよみがえってくる。
確か前回、虫歯を治療したのは5〜6年前だっただろうか。

ズキズキする『1本』の虫歯の治療のため仕方なく行ったが、結局そのとき治療したのが確か『10本(!)』。
全部治すのに3ヶ月くらいかかっただろうか・・・。

「あ〜、行きたくない!けど行かなくっちゃ直らない!!」

ということで明日の午後3時に予約をしてきましたが、今回は一体何本の虫歯があるのかな〜
・・・と、今からビビリまくっております(^^;

2004/05/07(金) 抹消登録
今日、会社の車の『抹消登録』をしてきた・・・と言っても何のことか分かりませんよね(^^;

『抹消登録』とは簡単に言うと、車を廃車にすることである。

具体的に言うと、地元の車検場(私の場合、所沢)に行ってナンバープレートを返却して、
車検証の代わりに『抹消登録証明書』に替えてもらう、といったものである。

こういったことは普通は車屋さんに任せる仕事なのだが、昨年からなぜか私が担当することになってしまった(苦笑)

・・・実は私、この手の仕事はあまり得意ではない。
どのような書類を揃えるかとか、どの場所で手続きをするのかなどが未だによく分からないからである。
(というより詳しく教えてもらったことがないのです。)

抹消手続きは今回で2度目になるのだが、初めての抹消手続きをしたのが昨年暮れ(12月25日)のことであった。

そのときは、窓口で「抹消手続きなんですがどうすればよいのですか?」と聞いたところ
「15条抹消ですか?それとも16号抹消ですか?」と言われ、その場で固まってしまった。

抹消(いわゆる廃車)には2種類あって、『解体』するのを前提としたものが15条抹消で、
長期出張、入院、車検切れなどで車の使用を『一時的に中止する』場合が16条抹消だそうだ。
・・・って違いがよく分かりません。

要は中古車で転売出来ないのが15条のほうで、転売できるのが16条、ということらしいのですが
何で2種類の方法があるんでしょうか?
やっぱり良く分かりません・・・。

詳しい手続きの方法はここでは割愛するが、初めてだったそのときは窓口で右往左往しながら聞きまくり、
通常なら20分ほどで終わるものが2時間以上もかかってしまったという悲しい思い出がある。

年末で窓口がとっても混んでいた、ということも『多少は』あるんですけど(言い訳・・・)。

だから、会社から「この車の抹消に行ってきてくれ」と簡単に言われても、
どうしたらよいのか未だに四苦八苦の状態である。

もちろん、ひとたび慣れてしまえば簡単なことだとは思うが、慣れるまでが大変だ。
1箇所でも書類の記載内容に不備があれば返されてしまうし、場合によっては
あらためて出直さなくてはいけない場合もある。
だから無事、手続きが終了するまではいつも『ドキドキもの(=小心者)』である。

もちろん、こういったところには書類を代わりに作ってくれる、いわゆる『代書屋』というものがあって、そこに頼めば
簡単なのだが、その分のお金が余分に掛かってしまうし、第一いつまでたっても自分で覚えることは出来ない。
『習うより慣れろ』の精神で行かないといつまでたっても先へは進めない。

幸い、今回は30分ほどで手続きを終え、無事『抹消登録証明書』をGETすることに成功したが、
次回(いつかは分からないが)は大丈夫なんだろうか?

・・・と、まだ手続きの仕方を完璧に理解していない自分に不安を抱える今日この頃です(^^;

2004/05/05(水) 言葉
遠い昔、誰よりも信頼していた人がいた。

『この人を信じていけばきっと大丈夫』

そう思える存在の人だった。

私はその人のことをずっと信じていた。
だから自分がどんなに厳しい状況に追い込まれても、頑張りぬくことができた。
その人の期待に答えられたことが自分にとっても嬉しいことだったし、励みにもなっていた。

だが、ある日突然その人が私に言った『たった一言の言葉』がそれらのすべてを変えてしまった。
誰よりも信頼していた人から投げかけられた、たった一言の言葉が・・・


その日から私は何を信じて生きていけば良いのか分からなくなった。
どうして行けば良いのかが分からなくなった。
それまでの自分を、そして自分の存在価値を否定されたような気がしてすべてのことがもう、どうでもよくなってしまった。

後になって「済まなかった」とその人は言った。

今になって思えば、その人にとっては思わず言ってしまった、何気ない一言だったのかもしれない。
だが、何気ない言葉にこそ、人の本音が見え隠れしているのだ。
少なくともそのときの私にはそう感じられた。

そしてその言葉は、私の人生観を変える一言になっていった。


言葉は、人と人とのコミュニケーションをとるのに欠かせないものだ。
だが、使い方を誤ると人の心を傷つける凶器にもなりうるものだ。

体の傷は治療をすればほとんどが元通りになる。
だが、心の傷はそうはいかない。
たった一言の言葉が、その人の心の中をズタズタにしてしまうこともあるのだから。

今になってあらためて思う。
一言の言葉の重みの意味、というものを・・・
たとえそれがたった一言の言葉であったとしても・・・

私の心の奥深くに突き刺さったままのその言葉が、今も時々私にそう問いかけてくる。

5月絵日記の続き


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