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2004/06/21(月)
平筆の使い方
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昨日は長野のいとこのところで2度目のトールペイント製作をしてきた。 というのは何を隠そう、私のいとこはトールペイントの講師(の資格を持っている)なのだ!
今回は、昨年表札を作ったときに「次回はぜひ!」と頼んでおいた掛け時計にチャレンジした。
朝10時ころから作業を開始して、食事休憩をはさみながら結局、完成したのが21時30分と まる一日かかってしまった。 表札と違い、ペイントする面積がずっと広いのと、いろんな種類の花を描いたので悪戦苦闘だった。
その中でも特にバラの花が難しく、その仕上げに時間をとられてしまった。 単色で塗りつぶすだけなら何とかなるのだが、一筆ないし二筆でかき上げるのは大変難しく、 何度やっても上手くいかない。
特にバラの花は『平筆(ひらふで)』という文字通り平べったい筆を使って描くのだが、これがすご〜く難しいのだ。
平筆は花びらや葉っぱを一筆書きするときに書かせないものなのだが、絵の具の乗せ方ひとつで 色合いが全く変わってしまう。 というのも筆に乗せる絵の具は一色だけではないからだ。
まず、ベースとなる色の絵の具を筆全体に絡ませ、それから他の色を筆の端にちょこっとだけつける。 このちょこっとが曲者で、多すぎても少なすぎてもダメなのだ。
いとこが描いているのをみると、一見簡単なように見えるのだが、自分で描いてみると何度やっても 同じような筆運びが出来ないし同じような色合いにもならない。
訊けば、どうやら平筆の使い方がトールペイントのポイントらしく、まずその使い方をマスターしてから バラの花などの描き方を教えるらしいのだ。
ということは、ぶっつけ本番でいきなりバラの花にトライした自分って・・・
かなり無謀なチャレンジだった、ということで・・・(汗)。
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