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2004/06/04(金)
半年ぶりの・・・
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今週は毎日のように色々な事件(?)が起こるので、話題には事欠かない気がする・・・(笑)。
それはともかく・・・
これまた昨日の話だが、取り引き先の○さんが私の会社に荷物の納品のために来た。 ○さんが来たのは、昨年暮れ以来だからおよそ半年ぶりであった。
当時の話になるが・・・
・・・実は○さんは昨年暮れのある日、荷物を納品に来たときに誤って転倒しそのまま入院するという 怪我をしていたのだ。
一緒に荷物を降ろしているとき、私の後ろで「ドスン!」という鈍い音がしたので振り返ると ○さんが荷物を抱えたまま、その場にうずくまっていた。
「○さん、どうしたんですか?」 「うぅ・・・大丈夫です・・・か、肩が・・・」 「えっ、もしかして転んだんですか?あ、顔もぶつけてますよ・・・。本当に大丈夫ですか!」 「大丈夫です・・・う、痛いっ。右肩があ、上がらない・・・」
どうやら転倒したときに頭部と右肩を強打したようだった。
○さんの顔を見ると、額がみるみるうちに腫れあがってきた。 これはどう見ても尋常ではない様子だったので、
「大丈夫じゃないですよ!すぐに救急車を呼びますから、その場を動かないで下さい。」 と言ってすぐ119番に通報した。
数分後に救急車が到着したが、救急隊員の方が「誰かに付き添いで一緒に病院まで来てくれませんか?」 と言ったので「私が一緒に行きます!」と答えて救急車に同乗することになった。
ちなみに救急車に乗ったのは、この日がなんと生まれて初めてのことだった。 車内の様子は大体イメージしていた通りのものだったが、違っていたのが乗り心地であった。 とにかくものすごく乗り心地が悪いのだ!
何で病気の人や怪我をした人を搬送するためのクルマが、こんなにひどい乗り心地なんだろう? まるでトラックにでも乗っているようだった。 こういうクルマにこそ、もっとお金をかければいいのに・・・
搬送先の『M病院』に到着すると、救急専用の入り口から処置室(?)に入った。 もちろん、こういった場所を見るのも初めてのことだった。
怪我の状態や意識レベルなどを本人に確認したあとで(幸い、意識はしっかりしていた)、 手早く応急処置が行われていった。
その間、本人から御家族の方の連絡先を聞いて私が代わりに電話をしたが、なぜかつながらなかったので 御家族の方が来るまでの間、私がそのまま付き添うこととなった。
そして応急処置が終わったあと、病室が空いていたのでそのまま入院することになった。 病室に搬送するとき案内してくれた看護師さんが「大丈夫ですよ!」と○さんを元気付けてくれた。
その方は一緒にいた、もう一人の(後輩の)看護師さんにその後の段取りを的確に指示して 「後のことはお願いしますね!」と言ってその場を離れた。
明るくて、テキパキとしていて、とても感じのいい人だな、と思った。 彼女の名札を見ると『S』という名前だった。
家に帰ってから母にその話をすると、 「ちょっとあんた、もしかして『S』ってあの『S建材』の真ん中の娘さんのことじゃないの!」
ん・・・? そういえばこの苗字ってあまり見かけないよなぁ・・・。
病院内ではバタバタしていて名札のことはあまり考えなかったが、ようやく思い出した。 Sさんは私が前の会社にいた頃にお世話になった、『S建材』の(3人姉妹の)真ん中の娘さんだった。
そういえば以前『M病院』に勤務してるって聞いたことがあったけど、あの看護師さんがそうだったんだ! どおりでしっかりしてるはずだ。 ・・・っていうか何でその時に気付かなかったんだろ?
「まさかあんなところで会うなんて、偶然よねぇ・・・」と母と2人で思わず笑ってしまった。
ちなみに○さんは幸い、骨折などの怪我はなかったので数日後に無事退院した・・・
そして再び昨日の話に戻って・・・
「ご無沙汰いたしております。その節は大変お世話になりました。」 「いえいえ。当然のことをしたまでですから・・・。それよりその後、お怪我の方はどうですか?」 「はい、おかげさまですっかり良くなりました。本当にありがとうございました。」 「あの時は本当にどうなるかと思いました。あれだけ頭部が腫れてたんですから・・・」
半年も前の話だが、今も鮮明に覚えている。 これからも○さんの顔を見るたび、その日のことを思い出すんだろうな・・・(苦笑)
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