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2004/07/04(日)
一本の電話
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先週あたりから、心の具合がどうも良くない。
それまでのたくさんのことが自分の中で積もり積もって、どう整理をしていったらいいのかが分からなくなっている。 そのせいか、ここのところ気分の浮き沈みが激しく、特に沈んだときはかなりつらい状態になっている。
そんな状態だから、今日は約一ヶ月半ぶりに外出予定を入れなかった。 昨日のうちに池の掃除などを済ませておいたこともあるし、第一、何もやる気が起きないこともあった。 何もしないでボーッとしている予定だった。
だが10時半ごろ、ある人からの電話で起こされた。
寝ぼけながら話を聞いていると、 「パソコン買ったんだけど、Officeのインストールの仕方が分からないから教えて。」 ということらしかったが、まだ私の頭が半分寝ていて何を言っているのか最初は良く分からなかった。
数分間話しているうちにようやく頭も目覚めてきたので、セットアップの仕方などを説明した。 しばらくするとうまくインストール出来たようだ。
その後も、色々な話をした。 だけど、普段は楽しいはずの話もこの日はどうしても気分が盛り上がってこない。 いつもは私の方が盛り上げ役のはずなのに・・・
電話の相手は、とても大事な人。 彼女ではないけれど、今の私にとってそれ以上に大切な存在。
彼女も過去に色々なことがあって、それに対して自分なりにアドバイスを送ったり、励ましたりしてきた。 そのせいかどうかは分からないけど、その人は今、少しずつ立ち直ってきている(と思う)。
・・・なのにここ数日は、私の方が逆に落ち込んでしまっている。 そんなんだから、今は彼女からアドバイスをもらっている始末である。
彼女が言ってくれたことは、それまで私が(彼女に)言ってきたことに近いもので、 それらは痛いほどよく分かるものだった。
だけど・・・それでもどうしようもない気持ちには変わりはない。 今の自分は何を言われてもどうしようもない状態で、自分自身でもそれが歯がゆかった。
電話を終えてから、ふと思った。
あのときの彼女がどういう気持ちだったか、以前に比べ少しは分かるような気がする。
気分が落ち込んでいるときは、誰に何と言われたってどうしようもない、ということ。 本当の自分の気持ちは自分にしか分からない、ということ。 彼女がどう思っているのかは分からないけれど・・・
そんなことを考えながら時計を見ると、お昼を回っていた。
そういえば今日はまだ、何も食べていないことに気がついたので、1階に下りて、 昼食を食べることにした。
その途中、電話が鳴った。 妹からだった。
(午後出勤の)旦那さんを送り出してから、家に子供と一緒に遊びに来る、とのことだった。 妹の子供はまだ3歳の女の子だが、とにかく活発でじっとしていることがない。 この子が家に来る、ということは・・・(-_-;
ここで私はボーッとしている予定をあきらめることにした(苦笑) 先日の台風で曲がってしまったブドウ棚を手直ししたり、 延び放題だった藤のつる、紫陽花、サルスベリ、紫式部、竹などを片っ端から選定していった。
今まで忙しさにかまけてやり損ねていたことをこの日、まとめて片付けることができた。 もちろん、妹の子供のおもりも・・・(笑)。
その勢いでこれまたやろうやろう、と思っていた車のパーツの取り付けまでしてしまった。
これらをぶっ通しでやり終えてから時計を見ると、18時を回っていた。
せっかく妹たちが来たのだから、今日は外食をしよう、ということで近所のうどん屋さんで夕食を食べてきた。 結局、妹たちが帰ったのは21時過ぎであった。
ボケーッとする予定の一日が、気がつけば忙しい一日になってしまった。
もっとも今日したことはすべて、いずれはしなければならなかったことばかりなので、そういう意味では良かったと思う。 これが自分ひとりだったら、おそらく何にもしないで引きこもっていただろう。
そんな私を目覚めさせてくれた一本の電話。 今日は彼女に感謝しなくてはいけないな。
そんなことをふと思った7月最初の休日・・・
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