だぶるけいの活動日記
その日、ふと思ったことや気づいたことを何となく書いています・・・
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2004年8月
前の月 次の月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最新の絵日記ダイジェスト
2004/11/06 あの日から一年が過ぎて・・・
2004/11/05 恐怖の5週間
2004/11/04 ぐい呑み
2004/11/03 航空祭
2004/11/02 幻の枕カバー

直接移動: 200411 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月 

2004/08/01(日) 答え
『あなたが言った。「もっと強く、心の大きな人」とは?』
『私とあなたとの関係は、「さよなら」の一言で終わるものだったのでしょうか。』
『私があなたに今まで頼ったりはなしたりしたことは全部なくなってしまうのでしょうか?』


あなたが言った言葉に対する答えをここに書きます。


次々と心に突き刺さる言葉のとげを、笑って受け流せるほど私は器の大きい人間ではなかったようです。
これがもし、以前の私だったとしたら軽くいなしたり、受け流したりすることが出来たかもしれません。

しかし、今の自分は以前ほどの、明るくプラス思考の自分ではないのです。
もはや以前の自分ではないのです。

では何故、以前の自分に戻れないのか?

それはそれまでの自分がいかに周りを利用して、そして頼りきっていたかに気付かされたから。
周りのことを省みず、ただただ自分だけの都合で物事を考え、行動していたことに気付かされたから。

それまでの自分の人生が偽りだったことに気付かされたから。


そんな気持ちの私に対し、あなたから投げつけられた言葉・・・

「全然私の気持ちわかってない」
「干渉しないで」
「束縛しないで」
「私を助けるって思わないで」
「私が誰を好きでも明日が仕事でも関係ない」
「あなたにとやかく言われたくない」

そうじゃないのに・・・
自分の言いたかったことはそんなことじゃじゃないのに・・・

心に突き刺さったとげが、いつまでもうずく。
まるで自分の手では取ることが出来ない場所に突き刺さっているかのように。


昨年暮れから、私以上につらい経験をしてきた彼女のためにずっと頑張ってきたつもりだった。

当時、精神状態がズタズタだった私も彼女の存在があったからこそ、ここまで立ち直ることができた。

そう自分では思っていた。

だけど・・・

もう、無理だよ・・・
もう、限界だよ・・・

心が闇に吸い寄せられていくような気がした。

気が付いたら彼女にこんなメールを送っていた。

「あなたを励ましながら実は自分にも同じことを言いきかせてきただけかも知れない。」
「今はただ苦しいだけ。もう心の底から笑えることなんてないのかな?だったら生きてる意味なんてない。」

「一人のときは魂が吸いとられたように無気力になってしまう。」
「魂のない人間は、人間の形をした物体に過ぎない。」
「それじゃやっぱり生きていたって意味はないのかな・・・。」

「あなたにはもっと強くて心の大きな人がふさわしいと思う。そんな人に巡りあえればいいですね。」
「さようなら。」


しばらくして彼女からメールが届いた。

「いつもそう。勝手に決めて勝手に思い込みして先ばしる。」
「私の意見や気持ちを無視するサヨナラ?それでいいの?また主人公になってるよ」

これ以上、何を言っても仕方がなかった。


「あなたは人のことを思いやっているのですか?」
「他の人がどんな気持ちでいるのかを考えたことがありますか?」

「わがままになることと、言いたいことを好き放題言うのは違うことなんです。」

「わがままでもいい。つらいときに色々吐き出すこともかまわない。」

「だけどその中に相手を思いやる気持ちを少しでも込めてあげないと、それは相手にとって
受けきれない言葉となってしまうんです。」

「言葉のとげとなってしまうんです。」

「言葉にする前に口に出す前に、少しだけ考えてあげてください。」

「相手のことを。」
「そして相手の気持ちを。」

こう書いて彼女にメールを送った。

だが彼女には届かなかった。
メールアドレスを代えたのか、着信拒否をしたのかは分からない。

これが彼女からの答えなのか・・・

眠れぬ一夜となった。
長い長い夜だった。


そんな状態だった土曜の仕事は、体力的にも精神的にもきつかったから、
早くこんな状態から抜け出したかった。

だがもし今、一人になったら気が狂いそうだった。

仕事が終わってからすぐに、横浜に車を走らせた。

この日は運良く、車仲間の集まりがあった。
そんなきっかけでもなければ、おそらくこのまま引きこもってしまったはずだから。

また、一人で海を見ながら頭を冷やしたかったこともあった。
だが、車を降りると、今夜は頭を冷やすどころではない暑さだった。

そんな自分を心の中で「ふっ」と少しだけ笑ってしまった。


帰りの車中で色々なことを考えた。

これからの自分のことを・・・
これからの色々なことを・・・

そしてこれからの彼女のことを・・・


追伸:『覆水、盆にかえらず』の原文は
It is no use crying over spilt milk.
「こぼれたミルクを嘆いても仕方がない」です。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.