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2004/08/10(火)
未来への扉
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昨日、5月に購入してからなかなか観られなかった映画(DVD)をようやく観た。
1本目は『KILL BILL(キル・ビル)』 そして2本目は『ラスト サムライ』である。
(どちらも日本を主な舞台にしていますが、外国人による監督&脚本、製作の映画です。 『外国人の目から見た日本』、という意味で観る前は興味津々でした。)
『キル・ビル』はアクション活劇(というか主人公の『ザ・ブライド』がひたすら人を斬りまくる映画)だったので、 ストーリー云々はあまり考えずに観た。
「どうやって飛行機に刀を持ち込んだんだ?」などという疑問はともかく(笑)、娯楽アクション映画としては 十分楽しめた。あと、(服部半蔵役だった)千葉真一がすごくカッコよかったです。 早く続編(完結編?)が観てみたい・・・。
昼食をはさんで、2本目の『ラスト サムライ』を観た。
この映画は昨年、かなりの評判を呼んでいたので、どんな内容なのか興味津々だったが、 結論から言うと(私的には)素晴らしい映画であった。
その中でもクライマックスの場面でトム・クルーズ扮する主人公の『オールグレン大佐』が、 日本人のサムライ(渡辺謙扮する『勝元』)と交わした話が印象的だった。
反乱軍として追い詰められた彼らが、圧倒的な数の敵を前にして交わした会話だ。
オールグレン:「(わずか)300人のギリシャ兵が100万の敵と戦ったことがあった。 だが、2日間に渡り戦い抜いた彼らは、ついに敵を退けた。」
勝元:「運命(さだめ)を変えられると思っているのか?」
オールグレン:「運命が明かされるまで、最善を尽くす。」
そう言って敵に挑んだ彼らは、言葉どおり一旦敵を退けた。 だが、敵はそれまでの数倍の兵力で再び彼らの前に立ちはだかった。
そんな敵を見た彼らは・・・
勝元:「あのギリシャ人(たち)の最期は?」
オールグレン:「全員、戦死した。」
目を合わせた二人は「にやり」と笑い、最期の突撃へと進んでいった。
ここから最後の場面にいたるまで、涙が止まらなかった。
映画を観終わって・・・
「運命が明かされるまで、最善を尽くす」という言葉が心に残っていた。
いつ、自分の運命が明かされるかなんて、誰にも分からない。
しかし(だからといって)彼らが諦めるようなことは決してない。 なぜなら、その時の彼らに出来ることは、「最善を尽くすこと」それだけだったから。
そうすることによって運命への、そして未来への扉が開かれることを信じていたから・・・
自分にも当てはめてみた・・・
果たして未来への扉を見つけ出し、開けることが出来るのだろうか、と。
いや、考えたって仕方がない。 運命が明かされるまで、最善を尽くさなくてはいけないのだから。
前に進まなければ、その扉を開く機会は永遠にやってこないはずだから・・・
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