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2004/08/06(金)
新盆
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今朝目覚めたとき、目の前がグルグル回っていてすぐには起きられなかった。 どうやらめまいのようだった。
最初は夢でも見ているのかと思ったが、しばらく経ってからも収まらなかったので、 一体何が起こったのか、自分でもすぐには理解できなかった。
やっとのことで起き上がると、吐き気もあった。 壁沿いに体を預けながら何とか階段を下りたが、頭がフラフラだった。
そんな状態だったので本当は会社を休みたかったが、仕事に穴を空けることはできなかった。 人手不足で代わりの人員がいないのだ。
また、もし代わりの人員がいても仕事の内容が分からないので、どのみち自分が行くしかなかった。
朝食を抜いて、数日前に処方してもらった抜歯後のケア用の薬だけ飲んだ。 そして、もしものことがあってもいいように、保険証をカバンに入れてから出勤した。
出先で(の仕事)はなるべく無駄な動きをしないようにして、できるだけ体力の消耗を抑えるようにした。 作業中にもめまいは何度か起きたが、朝よりは幾分ましになっていたので結局、病院には行かなかった。
昼前に会社に戻ってからも、まだ吐き気が残っていたので昼食も抜いて、昼休み中は自分の机でひたすら寝ていた。
そして午後からだましだまし仕事をして(るふりをして?)、何とか今日一日を乗り切った。 本当は外で色々な作業をしたかったのだが、こんな体調で無理しても仕方ないのでやめておいた。
そのおかげで今はだいぶ良くなったようだ。
もしかしたら、これは夏風邪の初期症状かも知れない。 エアコンを消してから寝ているので風邪ではない、と思ったがネットなどで調べてみると該当項目がいくつかあった。
もっとも明日、起きたときにどうなっているかは分からないが・・・
これであとは明日、会社の大掃除を済ませれば待望の連休がやってくる。
といっても今年は新盆なので、まずはその準備を色々としなければならない。 (『新盆』とは人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことを言う。) 母と共に迎える、父がいない初めてのお盆がやってくるのだ。
新盆について調べてみたら、新盆特有の飾りつけや行事がたくさんあることが分かった。 こういったことは、昨年までは父に任せっきりだったので分からないことばかりだ。
例えば新盆では真っ白のちょうちんがいることとか、盆棚(=精霊棚)が必要なことなどを 今回初めて知ることになった。
それまであまりにも父に頼りすぎていたことを、今さらながら思い知らされた。
もっと自分がしっかりしないといけないんだ。 父の代わりにはなれないけど、これからは私がこの家を守っていかなくてはならないのだから。
父のいない、初めての夏休みがあと一日でやってくる。
悲しいけど、受け入れなくてはいけない現実が・・・
こうして時はゆっくりと、確実に流れてゆく・・・
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