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2004/08/08(日)
世界がもし100人の村だったら2
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昨日、某局で『世界がもし100人の村だったら2』が放映された。
私が今年1月に開設したHP(Lifeの方)にもこの言葉を載せてあることもあって どんな番組なのか興味深く見ることにした。
番組内では3組の少年少女の現状が映し出されていた。 アルゼンチンの13歳の少女、ロシアの9歳の男の子、そしてネパールでの11歳の少女であった。
その中で最も私の目を引いたのが、アルゼンチンのスラムに住む、ナディアという13歳の少女だった。 彼女が小さな頃は家族と共に生活をしていたが、8歳で親に捨てられて 今は15歳の姉や従兄弟と共に暮らしている。
そんな彼女はわずか12歳で妊娠したのだが、この国では(公立病院で)無料で出産できることもあいまって 幼くして出産することになった。
お腹の子供の成長に彼女自身の体がまだ追いつかないこともあって(13歳では当然ですよね)、 自然分娩は危険、ということで帝王切開で出産することになった。
だが、無事に男の子の赤ちゃんを出産後、わずか3日で強制退院させられてしまった。 出産時の傷口がまだ癒えないまま、病院から再びスラムの街へともどってきた彼女。
しかしながら生活の当ては物乞いくらいしかない、という現実。
そんな彼女が一番大切にしていたものは1枚の写真だった。 写真には、彼女がまだ6歳の時の姿が映っていた。
そして彼女は言った・・・
「この写真には、一番幸せだったころの私が写っているから」 「だってこの頃は、お父さんもお母さんも兄弟たちも、みんないっしょに暮らしていたんだもの」
番組を見終わって考えた。
『命』や『家族』の大切さを。 そして普段、当たり前のように暮らしていることがどれだけ幸せなのか、ということを。
最近の自分は目先のことにとらわれて、周りのことがよく見えてなかったような気がする。 これじゃいけない、と思いながらも小さなことにこだわって、必要以上に落ち込んだりしてしまっていた。
この番組のおかげで私の中で忘れかけていた何かを思い出したような気がする。
『前を向いて生きること』
口にするのは簡単だが実践するのは難しい、この言葉を・・・
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