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2004/09/10(金)
笠間
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昨日の陶芸教室のときに先生が、「来月の17日は何か予定入ってますか?」と言ったので
「17日ですか。えーと、F-1の翌週だから・・・うーん、多分大丈夫だと思いますが・・・」と答えると、
「実は笠間へ陶芸ツアーに行くことが決まったので宜しければ、と思いまして・・・」と言った。
それを聞いた瞬間、私はビックリしてしまった。
なぜなら、笠間は亡き父の生まれた故郷(茨城県)だからである。
父がまだ元気だった頃(それもかなり前)に何度か行ったことがあるが、どれくらい前だか 思い出せないくらいの話になる。
残念ながら今ではもう、父の生家は残ってはいないが、親戚筋の家は何軒かあるので 笠間の地を訪れたときには立ち寄ったりしたものだった。
そんな笠間の地を、陶芸教室をきっかけにして行くことになるとは夢にも思わなかった。
しかも10月17日といえば、父の一周忌の一週間前だ。
まるで何かに導かれたかのような気がしてならなかった。
それが誰の力なのか、何の力なのかは分からない。
ただ、『一周忌の前の週に笠間へ足を運ぶ』ということに、何か運命的なものを感じざるを得なかった。
もしかしたら「俺の一周忌の前に故郷を目に焼き付けて来い」という、父からのメッセージかも知れない。
もし・・・
もし、そうだとしたら・・・
心配しないでください。
ちゃんとお父さんの代わりに故郷を目に焼き付けてきます。
だから・・・
だから安心して下さい。
心の中でそう、つぶやいた。
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