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2004/09/11(土)
僕じゃダメなの?
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おととい、大切な人と少しだけ話した。
だけど、しんどさは相変わらずみたいで、とてもつらそうな様子だった。
かといって手をさしのべられるわけでもなく、今日もただ話しを聞いてあげることしか出来なかった。
これがドラマか何かだったとしたら、すべてを捨ててすぐにでも彼女のもとに行くのだろうが、実際には 『現実』という厚い壁が立ちはだかっている。
事実、生活していくためにはある程度のお金が必要だし、もちろん彼女の人生に全責任を負わなければならない。
電話を切った後、どうしたら良いのか考え込んでしまった・・・
そして昨日、彼女からメールが届いた。
『何が私の幸せになるの?』
心配になって、すぐ電話を掛けた。
「一番好きな人に愛されてもらえるのなら、それが今のあなたにとって一番の幸せではないのかな?」
『でも、愛してはもらえない』
「それが叶わないのなら・・・あなたを愛してくれる人に愛されることかな?」
その後、「僕じゃダメなの?」って言葉を続けたかった。
すごく言いたかった。
だけど、今そんなことを言って彼女の心を惑わしちゃいけない、と思ったからグッとこらえた。
今、自分がするべきことは自分の気持ちを押し付けるのではなくて、彼女の迷いを振り払うことだから。
そして、彼女が自分自身を冷静に見つめることができるよう、導いてあげることだから。
少しの間を置いた後、こう続けた。
「言い換えれば、あなたのすべてを包み込んでくれるような(器の大きな)人に愛されることかな?」
『うーん・・・よく分かんないよ』
「簡単に答えられることじゃない、って言うことかな?やっぱり、難しいよね。」
彼女に答えながら、自分の心にもそう、問いかけていた・・・
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