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2004/09/15(水)
眠れぬ夜
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昨日の午前中、大切な人から突然電話が掛かってきた。
でもちょうどその時、仕事が忙しくて、
「ごめん、今ちょっと話せないからこの仕事が終わったらすぐ掛け直すから待ってて。必ず掛けるから。」
と言って電話を切った。
そのあと必死で仕事をこなして一時間くらいあとですぐ電話を掛けた。
だけど彼女は電話には出なかった。
平日の日中にわざわざ連絡をくれたことがすごく気になって、その後も何度か電話やメールを入れてみた。
でも彼女からの連絡はなかった
ここのところ彼女が電話で話すたびに言っていた『しんどいよ、つらいよ』っていう言葉が頭をよぎった。
まさかの事態も、一瞬だけど頭をよぎったりした。
やっぱり大事な人にはそばにいて欲しい。
なのにそれが出来ない歯がゆさ。むなしさ。
どんなに想いが募っても、辛いときにそばにいてあげられないんじゃ何の意味もないのかな?
いくら電話やメールで話していても、ぬくもりを感じることや相手の気配を察知することは出来ない。
逆に言葉を発しなくても、相手の目を見つめるだけで分かることだってあるのに。
距離という、そして現実という壁が自分の前に立ちはだかる。
もっと気持ちを強く持たなきゃいけないのに。
弱い自分。
心が揺らぐ自分。
みんなみんな真実の自分。
もっと強くならなきゃ、もっと大きくならなきゃダメなんだ。
歯がゆさばかりが募ってゆく。
今日もまた、昨日のように眠れぬ夜になるのかも知れない・・・
そう思っていたとき、突然、私の携帯が鳴った。
待ちこがれていた彼女からの電話だった。
今度は、運良く外出先だったのですぐに電話に出ることができた。
「どうしたの?何かあったの?」
『ごめん、仕事が忙しくて(疲れてたから)あの後ずっと寝ちゃったよ。』
とりとめのない話しを10分くらいしたあとで、
『眠くなってきた、ゴメン、また夜かけるね』と言って話しを終えた。
その時、心に重くのしかかっていたものがすっと軽くなったような気がした。
気持ちを覆っていたもやもやが晴れたような気がした。
それまであんなに沈みこんでいたのに、一本の電話でこんなに変わるなんて・・・そんな自分がおかしかった。
それだけ彼女が私にとってかけがえのない存在になりつつある、ということなんだろうな。
でも彼女からは『期待しないで』、って言われてるのにな。
でも自分の気持ちに嘘はつけないから。
だから今の自分に出来ることは、彼女のことを真っ直ぐに見つめ続けること、ただそれだけ・・・
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