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2004/09/22(水)
納得のいかないこと
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昨年、父が亡くなったことに伴い、公共料金やクレジットカードなどの支払いが一切止まったことがあったが、 その中で納得が行かなかったことはクレジットカードについてであった。
当時、父名義で作っていたカードに私が『家族会員』と言う形で入っていたものがあった。
公共料金(引き落とし)を別とすれば、当時は有料放送の支払いやインターネット、更にはガソリン代の支払いまでを そのカード一枚にまとめていた。
だが、いざそのカードが失効してしまったら、当然それらの代替の手続きをしなければならない。 突然、父を失って悲嘆に暮れる間もなく、そのような処理を早急にしていかなければならないのだ。
もちろん、父名義で入会していたのだから、父本人のカードが失効するのは仕方がないにしても、 家族会員のカードまでが同時に失効するなどということは、実際にそうなるまでは全く分からなかった。
また、そういった事情が分かっていれば最初から自分名義でカードに加入していたはずだし、まして父の死、 という自体を何一つ考慮せずに、杓子定規の物言いしかしないカード会社の人間たちには物凄く腹が立った。
入会するときは、「●●円以上のご利用でこのような特典が付きます」 などといったメリットばかりを並べ立てていた人間たちが、いざ父が亡くなってカードが失効したときは、 「それまで貯めていた特典などは一切なくなる『規定』なので・・・」という『規定』のひとことで済まされたのである。
このような特別な状況についての場合、何らかの考慮があってもいいと思うのだが、その考えは間違っているのだろうか?
その後の私は、もちろんそのカード会社に加入し直すようなことはなかった。
さらについ最近、いまだに手続きが済んでいないものがあることが分かった。
その会社は手続きの請求業務を別会社に委託しているようで、どこでどういう手続きをしたら良いのかが分かりにくく そのために今まで支払方法の変更が出来ずにいたのであった。
そんなある日、『支払いの延滞について』なるハガキが届いたのだが、文面を読んだ瞬間、怒りがこみ上げてきた。
今朝、すぐにその会社に電話を掛け、当時の事情を説明したあと、処理方法の分かりにくさについて怒りをぶつけた。 もちろん応対した人間が悪いわけじゃないが、こちらだって普通じゃない事情を抱えて今に至っているのだ。
そんな中、私は担当の人間にこう聞いてみた。
「あなたのご両親が亡くなるような状況になっても、あなたは今と同じ感情で話せますか?」
すると相手は黙り込んでしまった。
そこで私はこう続けた。
「会社のシステムに問題があるんですよ。ですからもっと色々なことを考慮しなければならないと思います。 だから、契約者である世帯主が亡くなるような状況になったときは、その点を考慮した説明をする必要があると思います。」
そのあと、すぐ処理方法の変更資料を送ってもらうことになったが、それでは何故そのときにもっと分かりやすい 説明をしてくれなかったのだろう?
その点が腑に落ちなかったが今後も起きうる、このようなことに対する反省材料になればよいと思った。
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