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2004/09/05(日)
月並みな言葉
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昨日の夜、大切な人から電話が掛かってきた。
「気分はどう?」と訊くと、「しんどい、しんどいよ」
「どうして?」と訊くと、「わかんない。生きてる意味も何もかもが」
「楽しいこと、ないの?」と訊くと、「何にもないよ!消えてなくなりたい・・・」
・・・それ以上は何も答えることができなかった。
何かを言おうとしても、頭の中には、
「大丈夫」とか「元気出そうよ」なんていう、月並みな言葉しか浮かんでこない。
そんな自分に腹が立った。いやになった。
少しの沈黙のあと、電話口から彼女のすすり泣く声が聞こえてきた。
なのに・・・何も出来ない自分。
ただ、話を聞いてあげることしか出来ない自分。
ただ、「うんうん」、と頷くことしか出来ない自分。
そんな自分が悔しくて
情けなくて
哀しくて
「彼女に幸せになってもらう」という、たった一つの願いさえ叶えることが出来ない自分。
こんな自分こそ、生きてる意味なんてないのかも知れない。
そんな気持ちのまま、深夜2時過ぎにクルマを走らせていた。
間断なく降り注ぐ雨のせいでクルマの挙動は不安定だ。
だが、それでも構わずアクセルを踏み続けた。
何度かスピンしそうになったが、そんなことはどうでもよかった。
彼女のつらい気持ちを思うと、そうせずにはいられなかったから・・・
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