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2004/04/05(月)
尼子の里のひなまつり
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今日は、島根県の広瀬町で行われている、 「尼子の里のひなまつり」というのに出掛けた。 各家々で代々大切にされているお雛様が、通りに面した座敷に飾られ、 道を歩く人たちにも鑑賞出来るようになっている。
まず、メイン会場の広瀬町民会館で、 個人の方々から貸し出された、時代のある、 素晴らしいコレクションを拝見する。 この町民会館が旧家をそのまま利用したもので、 磨き抜かれて黒光りする柱や、高い上がりがまち、 メチャクチャ太い梁に、大黒柱などなど、見どころ山盛り。 そして、うちたてのお蕎麦を頂き、つきたてのヨモギあんころ餅を頂く。 お腹がイッパイになったところで、いざ、町中へ。
時代のあるお雛様あり、押し絵雛あり、 天神様あり、手作り雛あり、愛らしい童のお人形、セルロイドのお人形、 愛され続けている市松人形、もう、お人形だらけ!! 驚いたのは、台座含めて30pほども高さのある享保雛の内裏さまに あちこちで出会えたこと。 博物館などでガラス越しに見るのではなく、 個人のお宅に上がり込んで間近に拝見出来て、素晴らしさを実感した。 お顔の静寂な美しさはもちろん、冠や小物、衣裳の細工の細やかさ、 丁寧に、大切に代々慈しんでこられた、ご家族のお手入れ、 ただもう、素晴らしかった。
見事な押し絵雛にも、あちらこちらで遭遇した。 いかにも、時代物の丁寧な細かいお細工を施された押し絵雛。 中には、幼児の姿をしたモノ、武士の姿をしたものもあった。 それから、天神様に多くお目にかかったなぁ。 各地方の泥天神を沢山集めたお宅もあった。
江戸〜明治、大正、昭和、そして、平成と、 いろいろな時代のお人形に会えた。 時代のあるものに関しては、こんなに儚く、壊れやすいモノが 個人のお宅に、こんなに大切に代々保存されているということに とても感動した。
帰りに、ちょっと回り道して、島根町のチェリーロードに行ってみた。 昨日は、小雨ふる桜の美しさに喜び、 今日は、スカッ晴れの青空と、 青い海に向かって精一杯枝を広げる桜を楽しむ。 なんて贅沢。 行楽の限りを尽くした感じだ。
昨日今日で、1〜2年分の命の洗濯をしたような気分だ。 明日からまた、がんばるぞぅ!
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