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2004/05/01(土)
おがーざんにそんな過去があっだなんて。。
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長男が、全然モノを大事にしないで、 次から次へと新しいものを欲しがるので、 思いっきり、厳しく説教した。 泣きべそをかきながらも、納得のいかない表情なのを見て、 「ああ、私にもそんな経験が…。」と思い出し、 「オカーサンにも、経験あるなぁ〜。。。」と、 幼い頃の思い出話を話して聞かせた。
おそらく赤ん坊の頃からあったと思われる黄色いクマさんがいた。 子供の腕に抱えるにはかなり大きなクマさんで、 いつもダンスのパートナーだとか、 おままごとのお父さんやお客様の役をしてくれていた。 赤いジャケットに白地にチェックのズボンをはいた、お洒落なクマさん。 何でもお話しできたし、本当に仲が良かったのだ。
小学校に行くようになった頃、自分の部屋を片づけるのが大嫌いで、 何でもちらかしっぱなし、出しっぱなし、投げっぱなし。 そのクマさんも、部屋に転がっている事が多くなった。
ある日、外遊びから帰ってきてみたら。。。 部屋の中に、なーーーーーーーんにも、なかった。 本当に、きれいに、なーーーーーーーーーんにも。 クマさんもいなくなってた。 あまりにも頑固に片づけなかった私に業を煮やした両親が、 捨ててしまった後だった。
「お母さんのお友達だったクマさんも、それっきりになってしまってねぇ…」 ……長男号泣。 そうかそうか、わかってくれたか。 モノは大事にしないといけないんだよ。
「ぼ、ぼく、ヒックヒック、知だながっだよ、おがーざんに、 ウ、ヒック、そんな、そんな悲しい過去があっだなんて。。。」 オカーサンとクマさんの為に泣いてくれるかや、可愛い奴め。 いや、そうじゃなくて、大事にしようということを言いたかったんだが、 何か、話の持っていき方、間違ってましたか、私???
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