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2004/11/20(土)
第十二章 続・親愛なる山村美智様 の巻
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ではまず山村さんとの馴れ初めからお話しいたしましょうか。
最初にお会いしたのはね、もうかれこれ3年前、あたしの初出演映画『夜を賭けて』(DVD観てちょ。WOWOWでもやってるよー)の韓国ロケの時なの。
日本から出演者・スタッフ含め、それぞれ何人かずつロケ日程に合わせて出発したのだけど、その時ご一緒させて頂いたのが山村美智さんだったのです。 他にも山本太郎くんとか大久保鷹さんとかたくさんいらしたんだけど、とにかく一番気さくに話してくれたのが山村さんでした。
でもさー、その時の話をするとね、どうも山村さんと意見が食い違うんだよねー。
あたしの記憶ではね、優しい山村さんが、初めての映画ロケというのだけでも緊張するのにそんな大スター達に囲まれ怯えるしかないエリンジーナ(誰?)に気軽に声を掛けて和ませて下さったってのが最初なんだけど、山村さんによると、 『ソウルから郡山(ロケ地)への乗り継ぎのバスに乗ったら、いきなり「隣りにすわっていいっすかぁ〜?」とか言って、いいよとも答えてないのに隣りに座って一人でガツガツしゃべってきた』って奴があたしらしいの。。。
おかしな話だよねー! 人間の記憶は曖昧だと言うが、これは曖昧どころじゃないねー、何一つ共通点がないもんねー。 ボケちゃったかなぁ〜、山村チャン。(いや、どー考えてもボケはお前だ)
まあ、そんな未だ謎な出会いではありますが、その後も何も分からない出来ないあたしをいつも山村さんは助けてくれて、あたしは初めての映画・初めての海外ロケにも関わらず、何の不安もなく毎日を過ごす事ができました。
あー、こうやって改めて文字にしてみると、その有り難さが身に染みるね〜。 だってあの有名人が、この何のメリットもない汚れ女優を気に掛けてくれたんだよ。 あたしだったらこんなだらしない・金ない・使えないナイナイ星人なんか絶対相手にしないもんねー。
そしてその撮影以後も、山村さんはあたしの舞台やらライブを観にきて下さったりしてくれたの。
でね、そんな中奇跡が起こったのです!
あたしね、前々から自分で脚本を書いてみたいと思っていてね、自分の芝居を打ってみたいと思っていたの。 今考えると、いかにそれがドえらい事か痛感して分かるんだけど、3年前のアホなあたしはそんなの全然分からず、山村さんに 『あたし本書くので一緒に芝居やりませんか〜?』 と、話を持ちかけちまったのよ。。。
「無知とは最大の罪である」
でもね、そこがまた山村さんの凄いとこ! そんな物を知らない浅はかなあたしの話をちゃんと聞いてくれて、『本を本当に書き上げたら考えてあげてもいい』とおっしゃってくれのよ!
山村美智、でっけえなー器!!
それから、あたしは書きつづったよー! 朝は子守をしながら、夜は一睡もせず、ろうそくの火を灯しながら懇々と。 (当然嘘です)
さあーえりんじチャンは無事本を書き上げる事ができたのでしょうか!? たぶんもうほとんどネタはばれてる気がしないでもないが。。。 続きは次回へ!!乞うご期待!!
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