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2004/12/16(木)
第二十二章 さようならゴエモン の巻
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更新がずいぶん遅れてしまってすいませんでした。
掲示板にも書いたのですが、実は私の最愛の弟、ゴエモンが12月9日深夜に天国へ旅立ってしまいました。 享年13歳でした。人間でいえば85〜90歳という事です。 大往生といえばそうなのかもね。 でもさ、やっぱり短いよ。短すぎる。
ゴエモンが私のところにやってきたのは私が18歳の時でした。 手のひらに乗るくらい小さい時。 まだ生まれて2カ月くらいだったのにトイレもちゃんと自分で出来て本当に頭のいい子でした。 18歳って事はあたしが大学に入った年なんだ。 そこからあたしとゴエモンはずーっと一緒だったの。
あたしが泣いてると何にも言わないんだけど、ずっと側にいてくれてね。 喜んでる時はゴロゴロいって寝っころがるんだ。 いっつもあたしの後付いて来て、でも知らん顔してるの。 『別に付いて来てる訳じゃないよ、ここに来たかっただけだよ。』みたいな。 あなたがいなくたって僕は平気だよーみたいな顔してるくせにいつもあたしの側にいるんだよ。 もー本当に可愛かった。
だけどね、最近は本当に弱ってたの。 一度夏に生死の境をさまよったんだよね。 足が全く動かなくなって寝たまま立てなくなっちゃったの。 だからトイレもそのまんま。。。 本当に可愛そうで見てられなかった。 でもね、ずーっと一緒にいてずーっと励ましていたの。
そしたらなんと大復活したんだよ! ある日突然立ち上がってもりもりご飯食べ出して!! それからはずっと元気だったの。
死んじゃう前の日までは。。。。
今考えると、どうしてだろうって後悔ばかりなんだけど、その死ぬ前の日、あたし変化に気付いてはいたんだ。 顔がね、その夏の日と同じようなやつれた顔してたの。 『あーまた具合の悪い顔してるなあー。』って気付いてたの。 なのにあたし何もしてあげられなかった。 ちょうど最近忙しくて全然構ってあげられなかったの。 すごい邪険にしてたの。 すりすりしてきても『うるさいー』って言ってたの。 そしたら、次の日死んじゃった。寒い部屋の中で倒れてた。 寂しそうで悲しそうで。。。
あたしはあんなにゴエモンに救ってもらったのにあたしは何にもしてあげられなくて。 本当に悔しいです。 お父さんが死んじゃった時、あたしはゴエモンがいなかったら辛くて立ち直れなかったよ。
あたしが悲しいときずっと側にいてくれたね。 だから、最後はちゃんと看取ってあげたかった。 ちゃんと手を取ってありがとうって言いながら死なせてあげたかった。 もう何を言っても遅いけどね。。。
でもね、いつまでも悲しんでたらいけないって今は思ってます。。 あたしの事心配で成仏できないといけないからね。 だから、あたしは頑張らなきゃって。 ずっとゴエモンの事忘れずに。。。
本当にあたしのところに来てくれてありがとう。 あたしの悲しみや苦しみを救ってくれてありがとう。 きっと天国でお父さんがゴエモンを可愛がってくれるね。 あたしの大好きなふたりが一緒なら安心だ〜。
もう元気になるよー!!頑張るよー!!! 本当に今までありがとう。 あなたに恥ずかしくないように生きて行きます。 ずっと見ててね。
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