-左回りの懐中時計-
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2005年2月
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2005/02/10(木) takuro.
冬を待たずに I miss you, oh no 心変わりを呼び起こす
そして密やかな胸 伝え切れず 孤独を贖う
部屋に残る温もり 思い出が 旅立つ気持ち鈍らせる
二人の間にだけ通う言葉も もう使うこともない

国道を走る車 黙り込んで 別れを知りながら
どうして二人惹かれたのだろう?

どこまでも白い雪のような あなたに降る夢の礫
声を届けてよ いつものように それだけで距離さえ超える

世間はいつもしたたかだから 正直者が馬鹿を見る
気のあるふりの女 嘘つきな男 怖がりな老いた犬のようだ

振り返れば僕ら 形のない 愛という文字を
これほどまでに 求めようとするけれど...

春の恋しさよ 花の息吹よ 冬の長さが募らせて
あなたを失くした初めての雪は つらつらと慕情に落ちる
今はまだ 容赦なく 吹きすさぶ風に歌う歌もかき消されて

僕らが過ごした青春の日々を何で計れるの?
吹雪にも似た激動の平成(いま)瞳閉じないで見つめていて

どこまでも白い雪のような あなたに降る夢の礫
声を届けてよ いつものように それだけで距離さえ超える
今はまだ 声も細く 永久(とわ)を乞う悲しみに閉ざされている
今はまだ 容赦なく 吹きすさぶ風に歌う歌もかき消されて...


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