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2010/02/07(日)
空のとびかた メモ
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「鳥が落ちるなんて事はないだろう?ゆるやかに下降する、これしかないんだ。」「落ちると思うな!」
「羽毛の隅々にまで風が染み渡るのを感じるんだ…おっと君には無かった。その布に空気をはらませろ。」 「チョウゲンボウ?あんたがたが付けた名前なんて知らないよ。」 「話したいなら行ってごらんよ。退屈な奴さ。」
「小さいのは駄目だ。糧の話ししかしない。 黒い連中は少しは話しがわかるが…。」 「私は高く飛んでいる。長い距離を飛んできた。だから多少なりとも語ることも多い。お前も遠くへ飛べ。」
「鉤爪の者は孤高なのさ。」
「1日でどれくらいの距離を飛ぶの?」 「距離?さァ?」 「旅の話しが聞きたいの?なら、渡る者たちにきいてごらんよ。水辺の連中さ。」 「大きいやつがいいだろう。とびきり長い旅をするやつ。」 「それなら知ってる。釣り堀の向こうの工場の丸屋根に住んでるやつだね?」 「でも今は子供しかいないんじゃァなかったかなァ。」 「子供でも俺らの二倍はあるぜ。」 「長い嘴に気をつけな。」
「それはおれの真似か?」「友達になりたいんだ。」 「おれはおれたちの仲間しかいらない。」 「父と母は渡りに出た。もう親離れの時期だったんだ。」 「さみしいんだね」 「うちに来てみない?まだ旅の仲間はこないんだろう。個建てだし、ベランダも高い位置にあるから気やすいよ。」 「行くわけないだろ。」 「魚とかもってきたらたべる?」 「人間のペットにはならない。」 「…そうだね。」
「耳どうかしたのか。」 「夜の鉤爪の者だよ。」 「森にいるんだ。真っ暗な森のなか、音もなく飛んできて、気付いた時にはもう鉤爪の餌食だ…。ものすごい望遠鏡のようなギラギラした目をしている。」 「…そいつ南の森にもいる?」
「あいつらを黙らせろ!煩くてたまらん!」 「できないなら俺をここから出せ…!」
「係の人に聞いてみます…」
「体にみあった大きさ?大きかろうが小さかろうがどんな鳥も広大な空の子だ。こんな檻が空に値うものか。」 「俺たちの寿命を知ってるか?人間の半分の半分だ。俺はここで死ぬのか?餌を与えられて、かしましい異国のチビに囲まれて…。檻を出て明日死のうとも構わない。ああ、空が、空が恋しい…!」
「そいつらは運良く見せ物としてここに連れてこられた。本来なら駆除される。頭も悪い。解放してもそいつらの為にならん。」
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