雑記
思いついた小説のネタとか日記
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2010年2月
前の月 次の月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28            
最新の絵日記ダイジェスト
2010/02/07 空のとびかた メモ
2010/02/02
2010/01/30 むらかみはるき
2010/01/28 私分離
2010/01/27 会期せまる!

直接移動: 20102 1 月  200912 11 10 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月 

2010/02/07(日) 空のとびかた メモ
「鳥が落ちるなんて事はないだろう?ゆるやかに下降する、これしかないんだ。」「落ちると思うな!」

「羽毛の隅々にまで風が染み渡るのを感じるんだ…おっと君には無かった。その布に空気をはらませろ。」
「チョウゲンボウ?あんたがたが付けた名前なんて知らないよ。」
「話したいなら行ってごらんよ。退屈な奴さ。」


「小さいのは駄目だ。糧の話ししかしない。
黒い連中は少しは話しがわかるが…。」
「私は高く飛んでいる。長い距離を飛んできた。だから多少なりとも語ることも多い。お前も遠くへ飛べ。」


「鉤爪の者は孤高なのさ。」

「1日でどれくらいの距離を飛ぶの?」
「距離?さァ?」
「旅の話しが聞きたいの?なら、渡る者たちにきいてごらんよ。水辺の連中さ。」
「大きいやつがいいだろう。とびきり長い旅をするやつ。」
「それなら知ってる。釣り堀の向こうの工場の丸屋根に住んでるやつだね?」
「でも今は子供しかいないんじゃァなかったかなァ。」
「子供でも俺らの二倍はあるぜ。」
「長い嘴に気をつけな。」


「それはおれの真似か?」「友達になりたいんだ。」
「おれはおれたちの仲間しかいらない。」
「父と母は渡りに出た。もう親離れの時期だったんだ。」
「さみしいんだね」
「うちに来てみない?まだ旅の仲間はこないんだろう。個建てだし、ベランダも高い位置にあるから気やすいよ。」
「行くわけないだろ。」
「魚とかもってきたらたべる?」
「人間のペットにはならない。」
「…そうだね。」



「耳どうかしたのか。」
「夜の鉤爪の者だよ。」
「森にいるんだ。真っ暗な森のなか、音もなく飛んできて、気付いた時にはもう鉤爪の餌食だ…。ものすごい望遠鏡のようなギラギラした目をしている。」
「…そいつ南の森にもいる?」



「あいつらを黙らせろ!煩くてたまらん!」
「できないなら俺をここから出せ…!」

「係の人に聞いてみます…」

「体にみあった大きさ?大きかろうが小さかろうがどんな鳥も広大な空の子だ。こんな檻が空に値うものか。」
「俺たちの寿命を知ってるか?人間の半分の半分だ。俺はここで死ぬのか?餌を与えられて、かしましい異国のチビに囲まれて…。檻を出て明日死のうとも構わない。ああ、空が、空が恋しい…!」

「そいつらは運良く見せ物としてここに連れてこられた。本来なら駆除される。頭も悪い。解放してもそいつらの為にならん。」

2010/02/02(火)
冷えて澄んだ無臭の空気に、ふと柑橘類の香りがまじった。
探すと近くにゆずの木があって、鳥が群がっていた。
くいやぶられた厚い皮から香りがこぼれる。なんて清らかな匂い。
溶け出した雪のしずくを透かして太陽が光った。全てが密やかに行われるようだった。
生き物は等しくこの影響化にある。
鳥は静けさに騙されてどうどうと歩き回った。人の子は遊び、大人たちは除雪に従事せられた。どんなに忍び足で歩いても猫の通り道ははっきり浮かび上がった。

沈黙がこの地表を守った。
どさりと雪が落ちる音は摂理の言語だ。耳を澄ませると、知らない鳥が鳴いた。
雨よりも湿った地面からは蒸れたような草の匂い。滑らかなコンクリートは鏡のように輝いた。
別の世界を見るようだった。

毎日が雪の積もった朝のように見つめられることを望んでいる。


キャッシング - 無料掲示板 - ブログ(blog) - 無料ホームページ - アクセス解析 - レンタルサーバー - アフィリエイト - 母の日 - ドメイン

 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.