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2005/02/11(金)
あきらめるな!
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ジュニアチームには、3校の中学生がいます。 それぞれの学校の指導者には、それぞれのバスケット感があり、指導方法があることでしょう。 私が子供たちや保護者を通じて思うこと。 それは、それぞれの指導者に共通しますが、思ったより子供たちに理解されてないということです。 どういうことかと言いますと、例えば、意図的に先生が子供たちに投げかけたとします。
先生:「来年は、おまえたち上級生であっても、試合に出れないかもしれないぞ。今のおまえたちは、今後の試合でも出さないからな。」 選手:「どうして試合に出させてくれないんですか?」 先生:「そんなこともわからないのか?じゃぁ、ダメだな。」
皆さんだったら先生にこう言われたらどう思いますか? あきらめますか?逆に「なにくそ!」と思って練習に取り組みますか?漠然すぎて、何もわからないまま過ごしますか?
単純王の私なら、『はっ?下級生なんかにレギュラーなんか渡さない!』と思って練習以外に自主トレするなり、自分なりに努力すると思います。 思うに、先生の意図はきっと、自分からバスケットをする意欲を沸かせるためにわざと仕掛けたんだと思うのです。 ところが! 子供たちは私のように単純バカではないようなので、先生の言葉を鵜呑みにしてしまったようです。 現状、これまで試合に出てた子たちがベンチに下がったり、試合に出なかったりというような状況になっています。
昨日のジュニアの練習後、子供たちに話をしました。 「試合に出れなくなった子たちはそれでいいの?ベンチ温めるだけで終わっちゃう気?なんで取り返そうとしないの?試合に出れないのは、プレイに出ないのは、気持ちの問題だよ!自分に負けてないか?あきらめてないか?また出れないからいいやってどっかで思ってない?そう思うこと時点で自分に負けてるんだからね!」 「答えを教えてちゃ、本当の意味で自分からバスケットをしてるとは言えない。それはやらされているのと同じ。自分で答えを見つけて、自分からバスケットをしないと意味がないんだ!なにくそ!と思って練習の時点からその気持ちをプレイに出していかなければ、その子は成長しないんだよ。もっと自分でアピールしなさい。私が言えるのはここまで。あとは自分たちで考えて、答えを見つけなさい。」
私がこれまで子供たちを指導してきて学んだことは、メンタル面=プレイの向上に繋がるのでは?ということです。 プレイが成功したとき、あるいは試合の結果を出したときというのは、気持ちが前向きになっているときではないでしょうか。 例えば一つの課題を与えられて、その子の仕事はこれなんだと絞られれば、そのプレイに集中できるわけです。 その結果、成功すれば自信に繋がるわけですし、また意欲も沸いてくる。たとえそれが負け試合になったとしても、決して内容がない試合ではないはず。要するに次に繋がると思うのです。 では、ネガティブな状態だったらどうでしょうか? きっと動きが空回りになって、良いプレイだってでないでしょう。 気持ちの持ち方一つでプレイも変わってくる。 だからこそ、普段の練習からモチベーションを上げさせるために、変化をつけて指導することも必要だと思っています。 私は子供たちに指導する時には、このメンタル面を重視しています。 言葉一つ変えただけで、プラスに変わることもあるのです。 それが成功するかしないかはわかりませんけど…ね。
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