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2006/10/10(火)
結果じゃなくて経過が大事
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ずっと子供たちに言い聞かせてきた言葉…
あのサマーカップで負けた後、這い上がるために何が必要か、勝つためにどれだけ気持ちの強さが必要かを教えてきました。 プレイうんぬんよりも一番大切なことだからです。
試合で競ったとき、負けているとき、勝っているときの精神状態の強さは、普段の練習の姿勢で決まると思っています。
『継続は力なり』
まさしくこのとおり… 普段の練習で身につけなければ(経過)、試合本番では発揮できない(結果)。 それを教えるために私は初めて活動停止にし、子供たちに考えさせてみました。 心底勝ちたい!と思えば練習の姿勢だって変わるはず。 気持ちがプラスになればプレイだってプラスに動く。 プレイよりもその気持ちの持ち方の大切さを教えてきました。 それがいつの間にか子供たちに浸み込み、身に着いていた…それが今回の優勝に繋がったのかなと思っています。
はっきり言って、ゲーム内容は良くなかったです。 「この子たちのバスケはこんなもんじゃない!」って思いながら見てた。 はがゆかった…。
準決勝の木二中戦。 試合は接戦になりました。 4Q目で11点差まで開いたけど、残り55秒で同点に追いつきました。 あのサマーカップのときとはあきらかに違う! 諦めてない!!
残り数十秒でシュートファールをもらい、フリースロー… フリースローはキャプテンのユカリ。 …見ずにずっと祈ってた。 最初の1投目が決まったのか、大歓声でそれがわかった。 2投目は外れ、リバウンドを取り、1点差をみんなで守りました。 試合終了の合図が鳴った瞬間、選手、ベンチ、先生、それに保護者の方たち、みーんな泣いて喜びました! 一番嬉しかったのはユカリでしょうね。 すごいプレッシャーの中、大役を果たしたんだから! 大泣きでしたよ。
この試合のために極秘練習もやりました。 その成果が出て良かったです。 体育館を貸してくれたチームの方、ご協力ありがとうございました!
次の決勝戦の相手は畑沢中。 去年の1年生大会でも、8月のサマーカップでもことごとくやられてきた相手… 常勝畑沢というイメージが強かったせいか、名前負けをしてたのは正直ありました。 でも今度は負けるわけにはいかない。 名前負けしないように、子供たちには自信を植え付けました。
試合は終始接戦… 4Q目の終わりのほうでは6点差をつけていたのに、残り十数秒の間に3ポイントを2本決められ延長戦になってしまった… やっちゃいけないミスを犯してしまった。 それは気が緩んでしまったこと…
そんな展開で終わってしまったので、延長戦が始まる前に激を飛ばしました。
「バスケットじゃ負けてないんだから、気持ちで絶対負けるな!最後まで諦めるなよ!」
これまでずーっと負けない心を鍛えてきた。 それがここぞというときに発揮されたのです。 最後の1分でカットからの速攻が続き、一気に点差を広げました。
「みんなで守れぇ!」
結局7点差で岩根が勝ちました! 鳴った瞬間、コート上の選手もベンチもみーーーーーんな泣きました! やっと手にした優勝…しかも県大会付きです。
終わってすぐ、キコユカスタッフの方に連絡しました。 優勝の報告です! きっこさんとゆかさんにも連絡してくれるとのこと… 今回の優勝は、きっこさんやゆかさんの励ましがあったのも大きかったと思います。 ずいぶんと支えられたと思います。 だからこそいち早く報告したかったのです。 喜んでいただいて嬉しかったですよ。 また、掲示板への書き込みも本当に感謝します。
追う者の強さと強い気持ちの大切さは十分勉強になったことでしょう。 でもこれからが大事なんだよ。 今度は追われる立場… 今以上に強い気持ちでやらないと喰われる…
『追う者は強し』
もう一度初心に返ろうな。 みんなで頑張っていこう!!
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