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2006/05/15(月)
過去の仕事のこと
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なんか急に思い出したことがありました。
数年前に勤めていた会社が舞台イベント会社で、よく会社に有名人の方たちがリハーサルのため来ていました。
ちなみに、それまで見てきた人たちはと言うと、長渕剛家族、藤井フミヤ、郷ひろみ、プリンセス2、ジュディマリ、TRF…他。 たぶんコレ見ると、「すげー!いいなぁ!」って思う人もいるでしょう。 でもね…仕事は大変なのよ!! 歌手の人たちは華やかにコンサートとかやるでしょ? でもその裏方の人たちは、すげー仕事をしてるのよ。
たまに、「おまえら、そんな華やかにステージに立ってるけど、そのステージを創るためにどれだけの人がどんだけの労力を使ってるのか…ありがたく思えや。」
って何度も思ってきたことがある。 夏になるとツアーがたくさんあって、資材担当だった奥村はこの時期になると夜中の12時過ぎまで仕事をしていました。 それが5日間ぶっ通しだったり、とにかく時間が足りない毎日でした。 それぞれのコンサートで使う資材はみんな持ち回り。 要するに、「このコンサートが終わったら、次の日このコンサートで使うから」っていうように、不足ないようにきちんと次のコンサートで使えるように調整をしなければならない。 たまにツアーの日にちが前後重なったりするので、ちゃんと資材が回るか計算もしなければいけない。 不足は許されない。 不足するとそのステージが創れないから、奥村はすごく重要なポジションにいたのでした。 コンサートを成功させるための心臓部とでも言いましょうか。
ちゃんと資材が回るように在庫と持ち回りの分と計算しまくる毎日。 私が胃下垂になったのはこの時でした(笑)
長期ツアーを行うあるグループのために確保していた資材。 その資材の数をぬいて、計算しまくってなんとか割り当てたのに、勝手に中止にしやがってぶちギレたこともあったっけ…
『おまえらのためにとって置いたのに!(怒)他の舞台に回せたじゃんか!!』
って直接言えたらどんなに気持ちいいだろうか…
でも一回だけ、すげー大ミスをしたことがあった。 今でも忘れない。 イエローモンキーのツアーで使う資材を確保してあったつもりが、確保せずに違うツアーのほうに回してたのが発覚! 気づいたときにはすでに遅し… イエローモンキーのほうも回してしまったツアーのほうも、その資材で舞台を創る段取りが進んでいたのである…
血の気引いた…
泣きそうな奥村…
でも泣いたってどうにもならない…
クビを覚悟しました…
すると、「その資材、造ってやるから。」っていう一言が私を救ってくれました。 しかし、その資材はめったに使わないもので、二つあっても本当は余分になってしまう。それにお金と労力も使う。 だけどなければそのコンサートは潰れてしまう…
一週間ぐらいかけてその資材を造ってくれました。 有難かった…。
奥村のために動いてくれたことに感謝しました。 いや、その舞台を潰すことはできないという意味でもあるんだろうけど… とにかく嬉しかった。
お蔭様ですべて成功して、無事終わることができました。
なんか急にフッと思い出したので書いてみました♪
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