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2007/10/13(土)
恩師
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今日はPTAの研修会に参加しました。
そうしたらなんと! 中学時代の恩師にあったのです(≧∀≦) ビックリでしたね!
S先生…中学時代は男子バレー部の顧問でした。
するともう一人、中学時代にバレー部でS先生にお世話になったという男性が来ました。 歳を聞いてみれば奥村の一つ下の後輩らしい…。 ぶっちゃけ…覚えてない( ̄∀ ̄;) その人も奥村のこと覚えてないみたい。
すると先生、
「おまえ、奥村知らないのか!?奥村を知らないなんてモグリだぞ!?コイツ、裏番だったじゃねーか!」
「はぁぁぁぁぁぁ!?先生、裏番じゃないからぁー(; ̄Д ̄)」
「だっておまえあの頃、すげーシキってたじゃん?」
確かにそうだし、おてんばな後輩には、「先輩、裏番になってくれませんか?」って言われたこともあった。 でも違うからっ!!(>д<)
この先生のおかげで、奥村にはすごく大きな思い出があります。
奥村が実業団に入ってた頃、たまたまS先生と話す機会があって、当時富津中で勤務してたこのS先生に富津中男子バスケット部の話を持ちかけられました。
「おまえ、男バス見てやってくれないか?」
これがきっかけで富津中の男子バスケット部の指導をすることになったのです。 このとき奥村は21歳…
若い…( ̄∀ ̄;)
ちょうど4月でした。 S先生に連れられ、校長先生に挨拶し、正式に外部コーチとして指導することになり、男子バスケ部のところへ行きました。 男バスの子たちはみんな明るい子ばっかで、体格的にも運動能力にもズバ抜けていました。 でも大会では1回戦、2回戦負けだという…
以前、少しだけバスケットを外部の人に教わっていたようで(奥村の高校の先輩だったけど)、バスケットは少し知っていたようでした。
でも勝てない…
のちのち勝てない理由がはっきりわかりましたけど…
いろーーーーーーーーーーんな事情があって、この3年生の男バスを引退するまで見ました。(理由はちょっと…書けないですね(>д<)) なので奥村が関わった期間はわずか3ヶ月。 いや、正確に言えばまともにバスケットを教えたのは2週間ぐらいだったと思う。
それでも選手たちは奥村のことを信頼してくれて、最後までついてきてくれました。 時には励ましてくれたり… あん時は嬉しかったなぁ(^▽^〃)
それが唯一の救いで、最後まであの子達のそばにいられたんだと思う。
この2週間という指導期間の中で教えたのはただ一つ… マンツーマンディフェンスでした。
このディフェンスを徹底的に教えて大会にのぞみました。 それが見事にハマったのです。
もともと運動能力が高い上に、身長もあり、スタミナも十分あったからオフェンスなんか持ってる能力だけで十分通用してました。
奥村が初めてベンチに入ったゲームは、素晴らしかったですよ。 『本当に今まで勝てなかったの?』っていうぐらい(⌒∀⌒)
このときの相手は今までずっと勝てなかったチーム。 そのチーム相手に見事勝つことができたのです。
試合が終わってから子どもたちが満面な笑顔で、
「俺、今までバスケやってきて今日の試合が一番楽しかったぁ!」
この言葉は今でも忘れられません。 嬉しかったですねぇ(*^▽^)
その後の大会ごと、一つずつ上位へ上がっていきました。
そして最後の総体では、私はベンチに入ることができず、観客席で応援してました。 (いろいろ事情があったのよ…(/∀\))
準決勝…
奥村が教えたマンツーマンディフェンスじゃないディフェンスをやり、子どもたちは困惑しながら戦っているのがわかりました。 でもベンチにいる先生には逆らえない子どもたち…
上から懸命に叫んで、指示を出す奥村…。
悔しかった。
それでもなんとか勝つことができたのです。
そして決勝戦…。
あとで聞いた話ですが、決勝戦が始まる直前に子どもたちみんなが先生に、
「マンツーマンディフェンスをやらせて下さいっ!!」
と言ったそうです。
子どもたちが初めて自分たちのバスケットを先生にぶつけたんです。 これまで絶対逆らうことができなかった子たちが、初めて自分たちの想いをこの決勝戦前にぶつけた…
嬉しかった!本当に!!
決勝戦は苦しんだ。 でも、勝って優勝したんですっ!!
3ヶ月前までは勝てなかった子たちが、最後の総体で「優勝」を手にすることができたのです。 当たり前だけど、みんなすっごく嬉しそうでした(≧∀≦)
表彰式が終わり、子どもたちのところへ行きました。 子どもたちもすぐさま私のところへ来てくれました。 そしてすぐ、優勝カップを私に渡してくれました。
本当に嬉しかったです(≧∀≦)
私はいまだに忘れない。 あの時のことは…。
こんな素晴らしい体験をさせてくれた子どもたちはもちろんのことですが、きっかけをくれたS先生にはすごく感謝しています。
だから、数年ぶりに会うことができた先生に、深々とお礼を言いました。
そしてあの頃のことが、こうして蘇ってきたのでした…。
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