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2007/02/09(金)
鏡の法則
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先日、中学校のオープンスクール(授業参観)があり、そのとき初めて教壇に立ちました。
教壇に立った理由は、今や社会的現象となっている『いじめ』について話したかったからです。 どれだけ認識しているのか、改めて再確認をしたくて無理やり担任に言って、急遽社会の時間を少しいただいて課外授業を行いました。 別になんの資料を用意してるわけでもなく、ただアドリブで自分が思うことを伝えました。
いじめについてどう思うかを問いかけたところ、一人の男子生徒が発言してくれました。
「弱い人のエゴだと思います。」
なるほど。
「それじゃ、いじめっていうのはどういう行為がいじめだろうか?」
さらに問いかけてみた。
答える人なし。
一番許せないのは、人を仲間に巻き込んで一緒にいじめること! これって一人じゃいじめる勇気がないんでしょ? 言えば心が弱いんだよな。 これは男子生徒が言ったとおりだと思う。
もっと許せないのは、いじめてるのを見て見ぬフリをしてるやつ! これだって立派な犯罪っしょ。
「共犯と一緒だ!」
そう話しました。 こういう人たちも心の弱い人でしょう。 だって止める勇気がないんだもん。 「自分がやられる…」って思うからじゃん?
でもそれは違うだろっ!
人を傷つける行為はしちゃいけないんだよ。 自分がその立場だったらどう思うんだ? 自分に置き換えて欲しい。
それができたら思いやりを持ってもらいたい。 無意味に人を傷つけるんじゃなくて、思いやりを持つんだよ。 いじめてる現場を見たら止めるんだよ。 どちらにしても相手にとってはすごく嬉しく感じるはず。 心が安らぐはず…
そして話しを続け、みんなにこう聞きました。
「お父さんに感謝してますか?」
これは一番身近な家族でもいいんです。 たぶん14歳というと一番反抗する時期でもあるし、親をウザイと思う時期でもあるでしょう。 親代表で言うけど、
ふざけんな!!
おまえらを守るために親は必死なんだよ。 普段見せることのない場所で、葛藤と戦うこともある。 オギャー!って産まれた瞬間のあの喜びを忘れることなく、子供を守るため、生活を守るため、やっと手に入れた家を守るために必死で頑張ってんだよ。 見えないからわからないだろうけど、自分の子供がかわいくない親なんていない。 親心をわかれ!とは言わない。 でも、おまえたちのために一生懸命頑張ってる親に感謝の気持ちぐらいは持て。 人間ひとりでは生きていけないんだから。
そして、もっと思いやりを持とうや? その前に感謝の気持ちを持つことだな。 それは友達でも先生でもいい。 感謝の気持ちを持つと思いやりが生まれる。 思いやりが持てると人に優しくなれるんだ。
もしも教室で誰かが悩んでいるようだったら声かけてあげて。 その人にとったら、その声かけがすっごく嬉しく思えるはずだから。 そんなことを積み重ねてると、いつか自分にも良いことが返ってくる。 当然、悪いことをしてれば悪いことが返ってくる。 人生、『鏡』になってるからね。
そんな中で見つけたのが『鏡の法則』という本。
「読んだ人の9割が涙した」
ホントに泣けたよ。
心の持ち方が変わるから絶対見てもらいたい! わかりやすく、ストーリー性になってるんで、活字が苦手な私が一気に読めたのは初めて! すっごくオススメです☆
感謝の気持ちをもつことは本当に大切なことです。
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