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2007/07/31(火)
巌根中女子籠球部 〜part9〜 今だから言うこんな話
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…最終章…
4大会ぶりの打ち上げ…
子供たちはずっと打ち上げを待ち望んでいたんだよね。 ずっとお預けだったから…ゴメンね!
「カラオケしたいっ!!」
こうなるともう普通の中学生です♪ だからカラオケワールドの大部屋を借りて、盛り上がりました!
奥村はビール持参(笑) 食い物はすべて持ち込みです♪
打ち上げが始まろうとしたとき、奥村は連れられて部屋を離れました。 部屋に戻ると室内真っ暗…?
「なんで暗いの?」
すると突然カラオケの曲が始まりました。
ゆずの『栄光の架橋』…
3年生みんなで合唱…。
泣かすんじゃねー!バーロォー!(≧□≦) 感動して涙が止まりませんでした。
その曲が終わると、ろうそくの火が灯ったケーキが登場。 20日が誕生日だった私のバースディケーキでした。
チョコのプレートに、
『2日遅れだけど誕生日おめでとう』
の文字が入っていました。 おまけにみんなでハッピーバースディソングを歌ってくれて… このサプライズはホント嬉しかったです♪
こんなオープニングセレモニーがあったあとカラオケ開始! 何十曲も入れ込む子供ら。 最初に入った曲がなんと! 光GENJIの『ガラスの十代』…。
マヤだよ、マヤ…。 あのガキャ、ハメやがって…( ̄д ̄;)
この曲は奥村が高校生のときの文化祭でオンステージで踊った思い出の曲。 それは大人になっても、ハメられて踊らされる曲でもありました。 しかもまだ酒が入ってなくてシラフだし!
…踊りましたよ…。保護者みーんないたのに…
そのあとのカラオケは子供たちが主役です♪ みーんなで歌って盛り上がりました。
今大会のために作った応援用うちわには、爆風スランプの「RUNNER」と、ZARDの「負けないで」、ゆずの「栄光の架橋」の歌詞を入れておきました。 くじけそうになったとき、みんなで歌ってくれるといいなぁ…なんて思ったから。
その曲もみんなで歌いました。
この先、大人になってこの曲を聴いたときに、頑張っていた自分たちの姿をきっと思い出すことでしょう。 ずっと忘れないで欲しいです。
そして時間が押し迫ってきました。 最後にみんなで歌える曲を歌って終わりにしようということになり、子供たちが選んだ曲は…『栄光の架橋』でした。
曲が始まると、これまでのことが思い浮かんできたのでしょうか。 保護者の方や子供たちみんな涙を流しました。 泣きながらみんなで歌いました。
思い返せば本当によく頑張ってきたと改めて思います。 いーっぱいいろんなことがあったな… 何度も何度も怒って突き放したり、いっぱい泣かせたり…。 でもいっぱいふざけて笑いあったこともあったよな。
この子たちとはいっぱいいろんな時間を過ごしてきました。 それはとても言い尽くせないぐらいです。
テストは5教科で300点以上は取れ! 勉強しなければバスケも一生懸命できないから、勉強する姿勢が見られなきゃバスケは辞めろ。
学校行事は絶対参加!
男女交際禁止! 男取るかバスケ取るか、男を選ぶんならバスケは辞めろ! バスケやるのに恋愛はいらねー!
こんな制限をしてました。 特に勉強の部分ではみんな葛藤してましたね。
男女交際禁止については学校公けだったから、周りの男子は女バスが交際禁止なのわかってたみたい。 だから告っても無理なのはわかってたらしい。 3年生の女バスはモテるの…。 ある保護者との話の中で、「女バスに禁止令を出すより、周りの男子に告り禁止令を出したほうがいいかもね」なんて話したこともあったっけ(笑)
いろんな制限をかけられながら、少ない練習時間の中で一生懸命バスケに打ち込んできたと思います。 まともに練習がやれたのは、木曜日と、土曜日と日曜日…。 こんなもんですよ。 平日練習なんか生徒会やら班長会議やら、学校行事等でほとんど練習なんかやれませんでした。
そう思うと、こんな練習時間でよくやったなと思っています。 感心しますよ、ホント…。
私はいつもこんなことを思いながら指導します。
『何十年経っても、「あのときのバスケが一番楽しかったね!」って思ってくれるようなバスケットを教えたい』
そのときキツくても、終わったときには満足感があればいい。 心がないバスケットじゃなくて、心があるバスケットにさせたいから、バスケだけを教えるつもりはない。ちゃんと人間にとって必要なことも教えていく。 それがいつか生きていくうえでの糧になってくれればそれでいい。
そう思っています。
私も勉強になりました。 また一つ大切なことを得た気がします。
あの子たちと一緒に掴んだ栄光は一生忘れません…
…ありがとな。
悔しくて眠れなかった夜があった 恐くて震えていた夜があった もう駄目だと全てが嫌になって逃げ出そうとした時も 想い出せばこうしてたくさんの支えの中で歩いて来た
悲しみや苦しみの先に それぞれの光がある さあ行こう 振り返らず走り出せばいい 希望に満ちた空へ…
誰にも見せない泪があった 人知れず流した泪があった
いくつもの日々を越えて 辿り着いた今がある だからもう迷わずに進めばいい 栄光の架橋へと 終わらないその旅へと 君の心へ続く架橋へと…
byゆず【栄光の架橋】
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