OKUの独り言(笑)
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2007/07/31(火) 巌根中女子籠球部 〜part9〜 今だから言うこんな話
…最終章…


4大会ぶりの打ち上げ…

子供たちはずっと打ち上げを待ち望んでいたんだよね。
ずっとお預けだったから…ゴメンね!

「カラオケしたいっ!!」

こうなるともう普通の中学生です♪
だからカラオケワールドの大部屋を借りて、盛り上がりました!

奥村はビール持参(笑)
食い物はすべて持ち込みです♪

打ち上げが始まろうとしたとき、奥村は連れられて部屋を離れました。
部屋に戻ると室内真っ暗…?

「なんで暗いの?」

すると突然カラオケの曲が始まりました。

ゆずの『栄光の架橋』…

3年生みんなで合唱…。

泣かすんじゃねー!バーロォー!(≧□≦)
感動して涙が止まりませんでした。

その曲が終わると、ろうそくの火が灯ったケーキが登場。
20日が誕生日だった私のバースディケーキでした。

チョコのプレートに、

『2日遅れだけど誕生日おめでとう』

の文字が入っていました。
おまけにみんなでハッピーバースディソングを歌ってくれて…
このサプライズはホント嬉しかったです♪

こんなオープニングセレモニーがあったあとカラオケ開始!
何十曲も入れ込む子供ら。
最初に入った曲がなんと!
光GENJIの『ガラスの十代』…。

マヤだよ、マヤ…。
あのガキャ、ハメやがって…( ̄д ̄;)

この曲は奥村が高校生のときの文化祭でオンステージで踊った思い出の曲。
それは大人になっても、ハメられて踊らされる曲でもありました。
しかもまだ酒が入ってなくてシラフだし!

…踊りましたよ…。保護者みーんないたのに…

そのあとのカラオケは子供たちが主役です♪
みーんなで歌って盛り上がりました。

今大会のために作った応援用うちわには、爆風スランプの「RUNNER」と、ZARDの「負けないで」、ゆずの「栄光の架橋」の歌詞を入れておきました。
くじけそうになったとき、みんなで歌ってくれるといいなぁ…なんて思ったから。

その曲もみんなで歌いました。

この先、大人になってこの曲を聴いたときに、頑張っていた自分たちの姿をきっと思い出すことでしょう。
ずっと忘れないで欲しいです。

そして時間が押し迫ってきました。
最後にみんなで歌える曲を歌って終わりにしようということになり、子供たちが選んだ曲は…『栄光の架橋』でした。

曲が始まると、これまでのことが思い浮かんできたのでしょうか。
保護者の方や子供たちみんな涙を流しました。
泣きながらみんなで歌いました。


思い返せば本当によく頑張ってきたと改めて思います。
いーっぱいいろんなことがあったな…
何度も何度も怒って突き放したり、いっぱい泣かせたり…。
でもいっぱいふざけて笑いあったこともあったよな。

この子たちとはいっぱいいろんな時間を過ごしてきました。
それはとても言い尽くせないぐらいです。

テストは5教科で300点以上は取れ!
勉強しなければバスケも一生懸命できないから、勉強する姿勢が見られなきゃバスケは辞めろ。

学校行事は絶対参加!

男女交際禁止!
男取るかバスケ取るか、男を選ぶんならバスケは辞めろ!
バスケやるのに恋愛はいらねー!

こんな制限をしてました。
特に勉強の部分ではみんな葛藤してましたね。

男女交際禁止については学校公けだったから、周りの男子は女バスが交際禁止なのわかってたみたい。
だから告っても無理なのはわかってたらしい。
3年生の女バスはモテるの…。
ある保護者との話の中で、「女バスに禁止令を出すより、周りの男子に告り禁止令を出したほうがいいかもね」なんて話したこともあったっけ(笑)

いろんな制限をかけられながら、少ない練習時間の中で一生懸命バスケに打ち込んできたと思います。
まともに練習がやれたのは、木曜日と、土曜日と日曜日…。
こんなもんですよ。
平日練習なんか生徒会やら班長会議やら、学校行事等でほとんど練習なんかやれませんでした。

そう思うと、こんな練習時間でよくやったなと思っています。
感心しますよ、ホント…。


私はいつもこんなことを思いながら指導します。

『何十年経っても、「あのときのバスケが一番楽しかったね!」って思ってくれるようなバスケットを教えたい』

そのときキツくても、終わったときには満足感があればいい。
心がないバスケットじゃなくて、心があるバスケットにさせたいから、バスケだけを教えるつもりはない。ちゃんと人間にとって必要なことも教えていく。
それがいつか生きていくうえでの糧になってくれればそれでいい。

そう思っています。

私も勉強になりました。
また一つ大切なことを得た気がします。

あの子たちと一緒に掴んだ栄光は一生忘れません…

…ありがとな。



悔しくて眠れなかった夜があった
恐くて震えていた夜があった
もう駄目だと全てが嫌になって逃げ出そうとした時も
想い出せばこうしてたくさんの支えの中で歩いて来た

悲しみや苦しみの先に それぞれの光がある
さあ行こう 振り返らず走り出せばいい
希望に満ちた空へ…

誰にも見せない泪があった 人知れず流した泪があった

いくつもの日々を越えて 辿り着いた今がある
だからもう迷わずに進めばいい
栄光の架橋へと
終わらないその旅へと
君の心へ続く架橋へと…

byゆず【栄光の架橋】

2007/07/30(月) 巌根中女子籠球部 〜part8〜 今だから言うこんな話
決勝戦。

お互いマンツーマンでスタート。

畑沢対策は当然ながらしてきました。
これまで何度も対戦してきてるから、お互いのバスケットはわかってたはず…

畑沢の攻撃を止めるには当たり前だけどディフェンスが大事だと思ってました。
あのカットインと3ポイント、あと速攻を止める方法…

ずっと畑沢を意識したディフェンス練習をしてきました。
それはアドバイスあってのことです。

そのディフェンスがうまくいってたのもあり、巌根の攻撃も積極的でした。
これまでの巌根のバスケットを考えると、それは誰も想像できなかったことでしょう。
2Qまで9点差をつけて勝ってましたから。

ただ…
1Q目の終わりのほうで#4の大坪についてたユカリの精神状態がおかしくなってたのに気づいた…。
あの鋭いドライブを止められないからです。

1Q目、残り46秒…

カバーディフェンスがうまくいってたので交代はさせませんでした。
しかし、ハーフタイムに入り、ユカリの状態がおかしかったので、これまでのユカリの状態を考えるとこれ以上の続行は無理だと判断し、2Q目のスタートにマヤを起用。

私は何度抜かれてもいいと思ってました。
その分、下のカバーディフェンスが効いてるからです。
そのドライブを想定したディフェンス練習をしてきたし…。

オフェンスではアヤカのスリーポイントがよく決まってました。
いいところで決め返してくれる…

総体前のシューティングのとき、アヤカのスリーポイント練習はいつもと違う感じはしてました。
スリーポイントに賭ける執念と言いますか、そんな印象を受けてました。
それがこのスリーポイントの結果なのかもしれません。

それに対する畑沢は、焦りが見えてました。
いつも入るシュートを外してる場面が多々あり、ファールも多い。
その状況を逃す手はない。
こうなったら積極的にいくしかない!

後半…

3Q目は8点差で終了。

ここまでリードできたのは初めて。
このまんま行ってくれ!と願ってました。

しかし4Q目…

大坪の猛反撃が始まった。
ボールが大坪に集まり始めたのです。
その集中力と言いますか、潜在能力がここにきて発揮されたのです。
こんな場面でシュートを完璧に決めてくる大坪を止める事ができませんでした。

点差は追いつかれました。
それでも1点を争う一進一退の攻防戦が続きました。

選手たちは目一杯…
タイムアウトとって指示しても聞こえてない…
指示と違うことやってる!?

逆転され、3点差が開いてしまったけど、ノゾミが執念でカットインをし、ボールをゴールに押し込みました!

喜ぶベンチと観客!歓声が上がりました!

60−59!
1点差!

もう時間がない!

ボールを回し始めた畑沢。
プレスをかけてボールを奪えとベンチで指示してるけど止めにいけてない!?

なんで!?

センターのリオが前に出てきた!
いつも下がってディフェンスしてるリオがプレッシャーをかけに出てきたのです!ノゾミも!

リオのプレッシャーでボールをカット!
前に走り出したノゾミ!

残り2秒!

とっさにシュートを打つリオ!

「入れ!」と叫んだ新木先生!

しかしそのシュートは入りませんでした…

試合終了。

1点差で負けてしまいました…。
泣き崩れる巌根の選手…。
それに対してすっごく喜ぶ畑沢の選手。
あんな畑沢は今まで見たことありませんでした。

これで巌根女子の中学バスケが終わってしまいました。

ベンチへの挨拶を終えた大坪をつかまえてこう言いました。

「県大会、今度は優勝して来い!」

負けチームのためにも、地区代表としてこの思いを受け継いで欲しいからです。

でも…
私はもう満足でした。
すっごく良いバスケを見せてくれたからです。
今まででどの試合よりもこの決勝戦の試合が一番最高なバスケでした。
子供たちには最後の最後で素晴らしいバスケを見せてくれて感謝です。

結果は負けてしまったけど、バスケでは負けてないと今でも思っています。
ほんの少しだけ大坪の執念に勝てなかった…そう思っています。

観てた人たちから「すごく良かったよ!」って言う言葉が何よりでした。
中には「コーチング力」という評価をいただきましたけど、とんでもない!!
すべては選手の力です!
選手たちの「心・技・体」によって得られた結果だと思っています。

私は巌根女子の選手たちと一緒にバスケをやってきたことに誇りをもっています。

最後まで私を信じてついてきてくれてありがとう。

みんなぁー!愛してるよ!

これまでご支援ご協力いただいた保護者の皆さん、ありがとうございました。
皆さんのご支援がなければここまでやれることもなかったと、心から感謝しています。
奥村のわがままに最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

顧問の先生方、振り回してばっかりで申し訳ありませんでした。
最後まで本当にありがとうございました。
この場に立たせてくれたことに感謝しています。

横山さん、いろいろと嫌な思いをさせてしまって申し訳ありません。
でもわざわざ木更津まで来ていただき、子供たちのために指導していただいたことは本当に感謝しています。
横山さんの指導力の凄さにすごく尊敬しています。
巌根女子がここまでやれたのはすべて横山さんのおかげです。
素晴らしい経験をさせていただきました。
本当にありがとうございました!

これまでお世話になった関係者の皆さん、本当にありがとうございました!
皆さんのお力添えがなければ、こうして自信を持ってバスケをすることもなかったと思います。すごく良い経験になったことでしょう。
一生忘れません!

追伸

背は小さくたって、頑張れば勝てるバスケができる!
だから最後まで諦めないで欲しい。
「心」を強くすれば絶対勝てる!

そう信じてます。

part9へ

2007/07/28(土) 巌根中女子籠球部 〜part7〜 今だから言うこんな話
7月22日日曜日。

いよいよ準決勝へと順調に駒を進めた巌根女子。

さすがの私も緊張してきました。
大舞台へあと一歩と迫り、ここまで頑張ってくれてる選手たちに感謝しました。

波岡に勝てば畑沢と再決戦。

絶対勝ってやる!!

そんな思いを胸に秘めながらコートに入りました。

試合開始。

昨夜対策をとってたゾーンオフェンスは、文句ないぐらい攻め切れていました。
高さがあっても広いから1対1しやすいのと、外-中-外の連係プレイにハイポスト
への合わせや、カットインからの合わせとシュート、それから外角のスリーポイ
ントがちゃんと決まりました。

ディフェンスはよく動き回るので、パスカットからの速攻やリバウンドからの速
攻がうまくいきました。

ハーフオフェンスは、予想以上の出来だったので逆にビックリしました。

…やっぱり選手の能力ってわからない。
ここまでくるとコーチング力じゃなくて選手の力ですね。
本当にそう思いました。

あと…

やっぱ一番嬉しかったのは、身長153cmのマヤが170cm以上ある波岡の4番のチャー
ジングをとったこと…

うまくドリブルコースを読んで一歩コースに入ったら、小さい身体であの4番を受
け止めました。

あの時だけは一瞬親に戻った。
すんごく嬉しくって、「マヤぁー!!」って叫んで飛び跳ねましたから。
マヤが一番大好きなディフェンスだし、得意のディフェンスで活躍した場面は一
生忘れないと思います。

結局試合は34点差をつけて終了しました。



さぁー、やっと畑沢とやるときがきた…

この時をずーっと待ち望んでいました。
この日のために子供たちとどれだけのことを乗り越えてきたことか…

バスケットは申し分ない。
あとはどれだけ気持ちの強さを持ち続けて戦えるか。
たぶんそこが重要になってくると思ってました。
でも負けるつもりはない!


決勝戦は両チームの選手紹介とコーチ紹介のアナウンスがされます。

ずっと思い描いてたこと…
それは、長年一緒にやってきた子供たちと同じフロアに立って、一緒に戦いに挑
むこと…
その証とされるのがコーチ紹介…。

この場に立たせてくれた子供たちに改めて感謝しました。

「ありがとう。」

それともう一つ。
畑沢に勝って、子供たちと一緒に喜び合うこと…


巌根女子チームのコーチ紹介、選手紹介がされ、いよいよ試合開始です!


prat8へ。

2007/07/27(金) 巌根中女子籠球部 〜part6〜 今だから言うこんな話
7月20日金曜日。

いよいよ総体が始まりました…

第一回戦目は、前回の市内大会で苦戦をした清川中です。

相手が誰であろうと初戦の入り方は大事。
前にも話したとおり、どこのチームだって全力でぶつかってくる。
それに私たちは「優勝」するためにここまできたんだから、なおさら大事になっ
てきます。

前回の試合の内容だっただけに侮れない。
ちゃんと試合をキメるまでは妥協はしない。
どの試合もそう心に決めていました。

選手たちには常に気持ちが高まるよう、かける言葉を大事にしてきました。
その言葉によっては、気を抜いてしまうことがあるからです。
せっかくここまで頑張ってきたから、ちょっとでも崩すようなことだけはしたく
ない…
そう気をつけてきました。

いろんな思いがあったからでしょうか。
巌根の選手たちはちょっと緊張気味…
それはプレイにも表れていました。

だけど最初から巌根ペースでした。
勢いは止まりませんでした。
清川もやはり予想どおり上からのプレスから始まり、いろんなディフェンス変化
を見せました。

緊張からか、思うようにシュートが入らず泣き出す子もいましたが、清川のディ
フェンス変化にちゃんと対応した巌根は大差で勝つことができました。

まず一回戦目をクリアできたので、少しはホッとしたのではないでしょうか。


2日目の21日土曜日。

相手は岩根西中です。

ファイアフライの練習に4人ほど来てくれています。
正直、心が苦しかったです…

試合は終始巌根ペース。

途中メンバーを入れ替えましたが、雑なプレイが目立つ選手に一喝!

「相手も必死でやってんだよ!おまえらはちゃんとそれに応えなきゃダメだろ!
きっちりとしたプレイでちゃんと返せ!」

岩根西中の子たちは最後まで諦めなかったんです。
その姿を見て、プレイを見ててそれが伝わってました。
だからこそこっちも必死でやらなきゃダメなんです。

決して巌根の選手が手を抜いてたわけじゃありません。
そうじゃなくて、優勝へと繋がるようなプレイ展開もしなくちゃならないから、
雑なプレイを少なくしないといけないと思ったのもありました。

それともう一つ…

いくら点差が離れても、ちゃんと3年生を加えてのバスケットでいこうと思ってま
した。
点差が開いたからって全員下級生のチームを作って戦ったって、必死で頑張って
いる相手にとっては満足できるものではないと思ったからです。
もし自分だったら悔しいという思いが強く残るかもしれない…

これは私の勝手な思い込みかもしれません。
だけど、これまで一生懸命頑張ってきたのは誰でも同じだと思うので、その思い
を考えたらちゃんと真っ向勝負をしようと思いました。

それがファイアフライで活動してくれてる岩根西中の子たちへの愛情だと思った
からです…。


そして試合終了。


点差をつけて巌根が勝ちました。

ベンチへ挨拶しにきた岩根西中のキャプテン、アカリと握手をしました。
泣き崩れたアカリ…。
思わず抱きしめました。

「最後まで諦めずよく頑張ったな。」

このとき思いました。

勝ちチームは負けチームのためにも頑張らなきゃいけない…て。
だって、みんな勝ちたくてここまで頑張ってきたんだから。
その思いを受け継いで、勝ち続けなければいけない。

明日はいよいよ準決勝。
相手は高さがある波岡中とです…。

前回の市内大会で4点差をつけられて負けた屈辱はきっちり返す!

この日の試合後、我が家に集まり、今大会の波岡中対木二中とのビデオを3年生全
員で見ました。
前回攻め切れなかったゾーン対策をバッチリしました。

試合前までゾーン対策はかなりしてきました。
ゾーンオフェンスは『感覚』だと私なりに思っているので、あらゆる攻め方を教
えながら感覚を身につけさせました。
あとはポイント的な攻め方とスリーポイントシュート力ですかね。あとミドルか
らのジャンプシュートとレイアップシュート。

あとは本番の試合でどう対応していくか…

対策をバッチリとったあと、みんなで近くの神社へ必勝祈願しに行きました。
そして我が家へ戻り、みんなでエールをかけました。

明日への戦闘態勢は万端!

全てをかけて挑もうと思います!!

prat7へ。

2007/07/26(木) 巌根中女子籠球部 〜part5〜 今だから言うこんな話
次の週の土・日に練習試合をしました。
土曜日は習志野七中と市川一中と、日曜日は千葉経済高校と東国分中、白里中でした。

期末テスト明けで、しかもあれだけゴタついてほとんど練習してないのに、県上位のチームとの対戦はちょっと不安でした。
しかし、だからこそ楽しみな気持ちもありました。
生まれ変わった岩根の子たちが、どれだけのバスケットを見せてくれるか…

しかし、そんな不安はいりませんでした。
ビックリするぐらい岩根のバスケットが変わってたのです!
まず、一人一人のプレイがものすごく積極的になったこと。
特にセンター陣が!
リバウンドも何回も跳んで、果敢にシュートを打ちにいってました。

それと、これまでなかった合わせのプレイが生まれたり、速攻が出たり、ディフェンスもちゃんと足が動いてみんなで動きを止めてました。

それは次の日の千葉経済でも同じでした。
東国分中に勝つこともできて、千葉経済の下級生相手に最後は勝つ結果となりました。
ゲーム内容も申し分なかったです。

一番心配だった『気持ちの強さ』がちゃんと表れていたのが良かったです。

これまでずっと、「気持ちがプラスならプレイも絶対プラスに変わる!」という信念を持って教えてきました。
それをちゃんと証明してくれました。

予想どおり、この子たちのバスケットが底知れないものになったなと、すごく手応えを感じました。
この二日間で子供たちも自信がついたと思います。

総体まであと20日…

最後の調整にかかります。

ディフェンス、オフェンス、基本動作の確認…。
これまでやってきたことの反復練習と不安要素のあるプレイを徹底修正…
それとシューティング。

次の週に再度練習試合をし、最終調整。


総体直前は不思議と満足はしてました。

「教えるだけのことは教えてきた」

これまでは何かと、「あれを教えておけばよかった」って思うことがあったんですけど、今回はそんな気持ちがまったくなかった。

強いて言えば、総体前なのに平日練習がほとんどできてないこと…
これだけだったな、心配になってたのは…。
キツかったですね。

あとは選手と自分を信じるのみ…

総体前のファイアフライの練習は3年生だけにしました。
シューティングを2時間です。

最後は2チームに分けて、一人2本ずつ打った「チーム対抗フリースロー100点ゲーム」をしました。
アイスを賭けて(笑)
100点先に決めたほうが勝ち!

そのあとのフリーシュートでマヤが、

「あっちゃんの誕生日プレゼント、優勝でいい?」

『優勝“で“?コイツ、自信あるんだな…』

7月20日は私の誕生日でした。
その日が総体の初日です。
だから誕生日プレゼントは「優勝」して私を胴上げするんだと、あとで聞きました。
その気持ちだけでも嬉しかったですね。


早く岩根女子バスケを見せてやりたい!という気持ちはありました。
明らかに市内大会のときとはまったく違うバスケットに変わってるから。
絶対勝ってやる!っていう気持ちがだんだん強くなっていきました。

でも3年生にとっては最後の大会。
どこのチームも精一杯以上に頑張ると思う。
だから油断なんかしちゃいけない。

岩根の子たちもそれは同じ気持ち。
もちろん畑沢だって県大会でシードを取った成績もあるし、プライドもあるでしょう。
それ以上に、選手だっていろんな思いもあるでしょう。
前回の市内大会で負けてますしね。
絶対全力で戦ってくることは間違いない。

だけど。

岩根も畑沢を倒すためにこれまで頑張ってきました。
いくらミニバスのスター選手が揃ってたって負けたくはない。
だからこそ勝ちたい!
そう思いながら練習を積んできました。

すべてはこの総体のため…。

『最後まで諦めなければ奇跡は起こる』


長い時間をかけて一緒にバスケットをしてきた子供たち…
最後まで私を信じ、ついてきてくれたことに感謝します。

私はこの子たちと一緒に全力を尽くします。

part6へ

2007/07/25(水) 巌根中女子籠球部 〜part4〜 今だから言うこんな話
手紙を読みました。

何人かの手紙に共通した言葉が入ってました。
それは…

「自分たちが言ったことは元には戻せないから」


じゃあ真意は?


中には、

「奥村さんと一緒に畑沢を倒しに行きたいです!」



読んでわかりました。
あの頑固さの理由は、自分が言った言葉の責任感だったと…
言ってしまった以上、最後までやり通さなきゃいけない。
きっとこう思ったのではないでしょうか。

子供たちの真意は伝わってました。
でもまだ足りない!
もう一つ、ピースが足りないんです。
そのピースが揃えば、1枚の大きな絵が完成される。
誰にも想像できない大きな大きなジグソーパズルです。

自分の得意、不得意…
要するに大きな凸と大きな凹がいっぱい並んで補い合ってるジグソーパズル…。

…それがあの巌根中女子籠球部なのです。

何日かかっても待とうと思いました。
私は子供たちを信じました。
絶対戻ってくると。

予想ははるかに上回りました。

次の日の金曜日の夕方、ユカリから電話が来ました。

「話があるのでこれから奥村さんちに3年生全員で行ってもいいですか?」

この日の朝練のとき話し合いがあったようです。
全員一致で決意したそうです。
その決意を伝えたくて、3年生全員が我が家に集まりました。

そして…

「もう一度お願いします!」

ちゃんと言葉が他にあったけど、はっきり覚えているのがこの言葉です。
素直に嬉しかったです…
信じてて良かった…。

再度確認しました。

「総体まであと1ヶ月。今まで以上に厳しくなるけど覚悟はある?私は負けたくない。絶対勝ちたい!だから妥協はしないよ?自分たちがそう決めた以上は、その言葉に責任もて。それがおまえたちにできるんなら私も頑張るから!」

子供たちみんな真っ直ぐな目をしながら頷きました。

ようやく大事なピースが揃った…
これで勝ちにいけると思った瞬間でもありました。

このあとは期末テストもあり、この話し合いを含め10日以上は練習できてない状態になる。
でもこれは絶対必然だったんだと思っています。

きっとバスケットの神様が、私たち巌根中女バスに試練を与えたんだと思います。
それを見事子供たち自身で乗り越えたのです。

このとき思いました。

この子達のバスケットがすごいもんに変わると…

次の週の土日に練習試合がありました。
県大会でベスト4に入った強豪チームや千葉県高校バスケで3位だった千葉経済高校とです。
子供たちの気持ちの変化を見るには最高の相手ですよね。
この強敵に対してどれだけできるか…
すっごく楽しみでした。


prat5へ。

2007/07/24(火) 巌根中女子籠球部 〜part3〜 今だから言うこんな話
「外部コーチなしで練習していきたい」という話だったので、木曜日の話し合いには横山さんにも来ていただきました。

まずは私の思いを話しました。
なぜ外部コーチを辞めると言ったのか…
それをちゃんと伝えなきゃいけないと思ったので…。

次に、子供たち一人一人の思いを話してもらいました。
本音が聞きたかったからです。

そして、最後に横山さんの話を聞きました。

2時間以上話し合いは続きました。
子供たちの決意はすごく固かったです。

『こんな頑固さがあったんだ』

そんな印象でした。

そのときの話し合いでは、『新人戦前のように自分たちでやってみたい!』という答えが多かったのです。
そうしてやった結果が新人戦優勝だったからでしょう。
同じようにやれば、総体も優勝できる!って思ったのに違いない。

私はこのときやっと気づきました。

「私を必要としてないわけじゃなかったんだ。この子達はただ単に優勝できたときと同じ状況でやりたかっただけなんだ。」・・・と。

この子達は本当に純粋なだけだったのです。
今思い返せば、これまで怒って言ってきたこと、いろんな話をしてきたことを疑うことなく純粋に受け入れてきました。
こんだけ長く一緒にいたのに、なんでそんなことに気づかなかったんだろう…
自分が情けなかったです。

それでも子供たちの決意の強さだけは最後まで変わりませんでした。
だから私もその決意を受け止めました。

『何がそうさせてるんだろう…』

このときはわかりませんでした。

最後子供たちに、「最後の総体は悔いなく頑張りなさい。」と言いました。
みんな泣きました。

最後に一人一人の手紙をもらいました。
言葉ではちゃんと伝えられないから手紙を書いてきたと言ってました。
この子達は自分の気持ちを言葉で表現するのが苦手なんです。
そんな子が本当に多いんです。
それで勘違いすることも今までたくさんありました。
だから手紙を書いたのだと思います。

そして話し合いが終了しました。
子供たちみんな泣いていました。

私はなぜか不思議と最後とは思えませんでした。
心の中では、

『これから絶対良い方向に動くはず!このまんまじゃ終わらないだろう。』

こう思ってました。

車に乗り込もうとしたとき、子供たち全員来ました。
キャプテンのユカリが、

「今日中にこの手紙読んで下さい。」

と言ってきました。
この日の話し合いが終わったのは22:00近く…

市内大会後、ほとんどバスケットをやってない子供たち…。
だんだんとバスケへの飢えも見えました。
本来ならこんなことやってる場合じゃない。
だけど中途半端にしてやったところで、「やらされるバスケット」にしか過ぎない…
私が求めてるのは、「自分からやるバスケット」。
その精神状態にならなければ、最後の総体は絶対勝てないと思ってるからです。
それだけじゃない。
この子達がもってるバスケット能力を引き出すためにも、精神的強さは欠かせないものなのです。

以前の大会では、16点差で負けていたゲームを逆転勝ちできる強さ、負けてる状況でも逆転できる心の強さを持っていました。
それがない状態では、いくら練習してもいくら怒っても試合に勝てないんです。
今年に入ってからの試合結果が物語っています。
実際負けが続いてましたから。

もし、この子達が自分からやるバスケットに切り替わった時、持っている能力以上のものを発揮することができるだろうって確信してました。
だって技術は自然に体得できてるからです。

今邪魔してるのは「弱い自分」。
すべて弱い自分によって自分の能力を閉じ込めてしまっているのです。
たとえて言うなら、花を咲かせたいのにアスファルトが邪魔して地上に出れない状態…とでも言いましょうか。
まさにそんな感じです…


part4へ。

2007/07/23(月) 巌根中女子籠球部 〜part2〜 今だから言うこんな話
私はすっごく『気』を体で感じることができます。
だからいつも自分の『気』を感じながら、直感で動くことが多々あります。

ずっとすっきりしない状態が続いてました。
プレイにそれが表れていたし、練習姿勢もおかしいってずっと思ってました。
それは「気」でずっと感じていました。

『こんなんじゃダメだ!』

そう思ってました。

今まで怒られたことのない子達が怒られ始めていて、そのギャップについていけてない子が何人かいたり…

だいぶ前に子供たちの本音を聞いた時がありました。
私はその本音を聞いたとき、この子達は「勝つバスケット」ではなく、「楽しいバスケット」がしたいと思ってしまったのです。だからバスケットに対する思いが薄れ、プレイも気持ちが入ってないと思ってしまいました。

自分自身、愕然としました。
その日以来、子供たちとのぎくしゃくが始まってしまいました。

でも、本当はただ単に今の心境を語っただけのことで、あまり深い意味はなかったということをあとでわかったんですけどね…
そのときはそんなことを知る由もありませんでした。

それを決定づけるかのように、事件は起きました。

市内大会で負けた後、やっぱりこのままじゃいけないと思い、いつものように仕掛けました。
市内大会後の夜、マヤに、

「外部コーチ辞めるわ」

この言葉には意図がありました。

そう。
もう一度気持ちを呼び戻すためでもあったからです。
がむしゃらにやるという雰囲気に持っていきたかったのです。
だからこれしか方法がありませんでした。
もちろん子供たちとの信頼関係に自信があってのことです。

次の日の月曜日の朝、早速子供たちに伝わりました。
その日の夜はファイアフライ(アダルト)の練習日でもあり、練習相手になってもらうため子供たちも参加してました。

『どんな反応があるだろう』

ちょっと期待してました。
ところが、電話した時の顧問の先生の反応がなんか違う?

『ん?』

体育館に行きました。
子供たち数人が私に、「話がある」と言ってきました。
言葉を詰まらせ、泣きながら、

「新人戦前の体制に戻してもらいたい」

と私に言いました。
要するに、外部コーチを入れず、がむしゃらにやってた頃に戻りたいとのことでした。
あの時は外部コーチもなく、練習量が少ないながらもがむしゃらにやっていたのは確かです。
でも、あのときも間に私が入り、ガツガツやってたと思うんだけど…

正直、すごくショックでした…。
ずっと信頼関係は強いと思ってたから。
思い込んでただけ…?

だけど、今まで自分たちの思いを言いに来る子達じゃなかったので、初めて私に正直な思いをぶつけてくれたことは嬉しかったし、私もそれを尊重してあげようと思ったので受け入れました。

「わかった。自分たちで思うとおりやってみな?悔いないように頑張れ。」

そう言って子供たちを家に帰しました。

私はこのとき、子供たちにとって私は必要のない人間だったんだと思いました。

「今までなんだったの!?なんのためにやってきたの?」

ずっと考えてた。
悔しかった。
涙が止まりませんでした。

こういう状況になってしまったので、保護者の方に連絡をし、事情を説明しました。
今後の対応も考えなくちゃいけなかったし…
当然、木曜日の練習は見れないと思ってたし、月曜日も火曜日ももちろん練習はナシにしようと思ってました。

だってヤル気のないメンバーを教えることはできないから…

すぐさま3年生の保護者に話が行き渡りました。
ところが…

体育館の外で保護者の方たちと話をしていたら、マリナ親子がやってきました。
事情を聞きつけてのことです。

「奥村さんが外部コーチ辞めるってどういうことですか?そんな話聞いてないんですけど!」

よくよく聞いてみると、この日の話は全員一致の結論ではなかったということが判明。
話し合いに参加してない子が9人中3人いました。
全員で話し合いをしてないのに、なぜそんなに早く結論を出したのか…謎でした。

みんなで話し合いをして自宅に帰ったあと、マリナから電話がありました。

「外部コーチを辞めないで下さい!」

泣きながらそう言ってくれました。
そう思ってくれてたのはマリナだけではありませんでした。
一人でも私を必要としてくれただけでも嬉しかったです…

マリナに言いました。

「マリナがそう思ってるんなら、後悔しないように自分の思いをみんなにぶつけなさい。」

全員じゃなくても、結論を出した子達がいるわけだから私からなんとかするわけにはいかない。
そのときは本当に苦しかった子もいたはず…
だからこそ自分たちで乗り越えなきゃいけない、そう思いました。
総体1ヶ月前になろうとしてたときのことです。

次の日の火曜日の夕方、またもや事件が起こり、顧問の先生を交え、3年生同士で話し合いが行われました。
この日、私は初めて自分の感情を子供たちの前でぶつけてしまいました。
人目気にせず、大声で泣きながら怒鳴りました。
それを見た子供たちはすごくショックを受けたようです…

もうぐちゃぐちゃ…
これが総体前の状況か…

私もずっと考えた挙句、ちゃんと3年生と話をしようと思いました。
私の考えも子供たちに伝えたい…。
なので、木曜日のファイアフライの練習を中止し、話し合いの場を設けました。
ちゃんと納得したかったのもあったし、少ない確立でもどっかで子供たちを待ってた自分がいたのかもしれません。

心の中で思ってました。

『きっとこれは試練を乗り越えるための必然にすぎない。偶然なんかじゃない。子供たちが本当に変われるために必要なことなんだ。』

市内大会で負けたあとに思ってた『シナリオ』どおりになったのかもしれない。
もしこれで子供たちが変わって、「もう一度お願いします!」と言ってきたとき、すごいチームに生まれ変わるって確信してました。

この子達が今足りないもの…

それは…「心の強さ」。


prat3へ。

2007/07/22(日) 巌根中女子籠球部 〜part1〜 今だから言うこんな話
とうとうマヤたち、中学バスケが終わってしまいました。

最後になってしまった木更津・袖ヶ浦支部総合体育大会。(以下総体)

この大会を迎える前まで、たくさんいろんなことがありました。
始まりは、昨年の1年生大会で準優勝を獲り、そのあとの新チームでのサマーカップで4位に転落…
その直後、活動停止にして突き放したっけ…

でも、何度も活動再開のお願いをしにきた子供たち…
私にキツイこと言われて何回も泣いてたっけ。

あんときは「勝ちたいと思う気持ちの強さ」だけを教えてきました。
見事、子供たち自らそれに気づくことができたのです。
その結果、それだけで秋の新人戦で優勝することができました!
嬉しかったですよ!
あの畑沢に延長戦の末、6点差をつけて勝ったんですから!
あのときの子供たちの喜びようは忘れてません。

でも正直、その気持ちだけではこれからの大会で勝つことは難しいと思いました。
これからは技術や戦術も必要になってくる。
さぁ、どうチームを作っていこう…

その矢先に縁があって横山さんという方に出会いました。
この縁が、巌根中にとって本当に力強いものに変わったと思います。

基本動作の大切さ、パスアンドランの大切さなどを教えていただきました。
今だから思うのが、その積み重ねが確実に選手一人一人を成長させてたということ…
いつの間にか身についてて、それが本番の試合でちゃんとできていた…。
これは本当にすごいなと思いました。
横山さんに出会わなければ、今大会の結果には至らなかったと思ってます。
本当にありがとうございました!
感謝してもしきれないほどです…


県新人戦後、これまでとは違うスタイルでのバスケットに切り替わり、子供たちの中でも迷いが出てきました。
それを長く引きずってしまい、精神的な弱さが身についてしまった…
これをきっかけにバスケットも思うようにプレイができなくなったりで、それを薄々と感じてた奥村でした。

「なんかおかしい…!プレイが違う!こんなんじゃないのに…」


そんな矢先、保護者の皆さんの後押しがあって、正式に巌根中女バスの外部コーチになりました。
そうなった以上はチームを勝たせるという責任感がある。
私としてもずーーーっと巌根の3年生を教えてきたし、勝たせてやりたいという思いは強かったです。
でも逆に不安もありました。プレッシャーもありました。

「自分にできるのか」

そんな思いがありながら、横山さんに技術指導をいただきながら、県上位の高校や市川市内の中学校との練習試合や合同練習、市川クラブ(現)との合同練習などをさせていただき、経験も積ませてもらいました。

そんなさなか、私はずっと子供たちは勝つバスケットを望んでいたと思ってました。
朝から晩まで馬鹿みたいに練習したこともありました。
でもそれは、子供たちも勝ちたいから頑張っていたと思ってました。

おかしいな?と思いながら、念願の外部コーチとなり、同じフロアで子供らと一緒に戦えると思って臨んだ大会は、春の県選手権大会でした。
4月のSKKF大会で準優勝をし、2度目の県大会を獲得したのがそうです。
初めてフロアに立った試合はボロボロでした。
この大会前でゴタついてしまい、とても県大会に臨むという体制ではありませんでした。
覚悟はしてましたけど…

ぎくしゃくさはなかなか抜けず、「こんなんじゃ絶対勝てない!」と思ってました。

1ヵ月後に市内大会がありました。
緒戦から苦戦しました。
どう見たってこの子達のバスケじゃない。
そう思ってました。
ぶっちゃけ、気持ちが入ってないプレイヤーたちに指示を与えても勝算はない。
気持ちがマイナスだから何本シュートを打っても入らない。
指示の出しようがありませんでした。

準決勝で波岡中と対戦しました。
春のSKKF杯では20点差開き、快勝した相手です。
ところがこの大会で4点差で負けてしまった…
3位決定戦でもスタメンが二人欠けていた畑沢中に20点差をつけられて負けてしまう始末…

正直、市内大会で良かったと思いました。
SKKF大会の結果で、すでに総体のシードをとっていたからです。
市内大会は県大会もかかっていないし、シード獲得もかかっていなかったから、私はこの大会で思いっきり負けてもいいって思ってました。
そのほうが子供たちのためにも、次の総体にもっていくためのシナリオがあったからです。

続く。

2007/07/15(日) またやっちゃった…
今日はファイアフライのアダルトジョシが館山の大会に参加しました。
グッチ以外みんな集合でした(*^▽^*)
久しぶりにやるバスケ…
ほとんどバスケやってないから、使いものにはならない奥村…。
それでもリードガードとして出た場合、誰をどう使うかぐらいは考えていました。
実際出来るかはさておきですが…

台風の影響か、体育館の中は湿気が多い!
湿気が多いから滑らないと思いきや、逆!!
すげー滑るの。
スケートリンク並みよ…。
初めて体験しました。

逆サイドへ切れようとか、ちょっとした瞬間的な動作をするたんび、コケるんですよ?
ひどかったな…。
パスした相手がこけてトラベリングになるケースもあったり…。

『空いたからそこへパス!』

しようとしてもレシーバがいないから!
コケてて…スルーみたいな?
急にコケるから怖かったですよ。

…2試合目のときでした。
試合は負けていました。
相手は優勝候補のドランカーズ。

4Q目の残り2分ぐらいで奥村登場。

…ホラ、奥村入っても流れを変えられるというもんでもなかったから、ベンチに座ってたモチやイソには、「2分切ったら入るわ」って言ったの。
なのにいきなり、「交代!」

おいっ!( ̄д ̄;)

心の準備ができてないし!

時間ないし、負けてるし、ここは上からのプレスで勝負…

…そんなことできるのか。自分…( ̄∀ ̄;)

でも頑張るっっっ!

エンド出しのマークマンにディフェンスした。
とりあえずいつも中学生に指示を与えてるように、パッサーのパスを予測して、パスカットを狙っていった。

効果的面!( ̄ー ̄)

指先に引っかかってパスカット成功♪
時間ないから2点じゃなく、わざとスリーポイントを狙っていきました。
すみちゃんのスリーポイントが大爆発し、3連チャン決まったの!
すげー…

時間は残り1秒!
ファイアフライのバックコートからのエンドボール。
これは持ったら投げるしかないっ!
劇的なスリーポイントを狙うしかない。
あきらめるな!

そう言い聞かせた自分。

自分にボールが回ってきた!

よし!投げる!!

その瞬間!

『ズデーンッ!!』

…滑って背中から転んだ( ̄▽ ̄;)

「ブー!」

ブザーが鳴って試合終了。

なにっ、このカッチョ悪い結末はっ!!
みんな大笑いッしょ!

残り1秒の瞬間は誰もが注目してたことでしょう。

またやっちゃったよ…

もうやだぁ(ノ_・、)

ビデオにしっかり映ってました・・・。

「みんなにビデオ回しますね♪」

すみちゃん嬉しそう…

ノリなんか、

「オクさん、夢に出てきそう(笑)」

自分でも笑えるもんっ。
番組に投稿すっか?

7月絵日記の続き


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