OKUの独り言(笑)
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2007/07/23(月) 巌根中女子籠球部 〜part2〜 今だから言うこんな話
私はすっごく『気』を体で感じることができます。
だからいつも自分の『気』を感じながら、直感で動くことが多々あります。

ずっとすっきりしない状態が続いてました。
プレイにそれが表れていたし、練習姿勢もおかしいってずっと思ってました。
それは「気」でずっと感じていました。

『こんなんじゃダメだ!』

そう思ってました。

今まで怒られたことのない子達が怒られ始めていて、そのギャップについていけてない子が何人かいたり…

だいぶ前に子供たちの本音を聞いた時がありました。
私はその本音を聞いたとき、この子達は「勝つバスケット」ではなく、「楽しいバスケット」がしたいと思ってしまったのです。だからバスケットに対する思いが薄れ、プレイも気持ちが入ってないと思ってしまいました。

自分自身、愕然としました。
その日以来、子供たちとのぎくしゃくが始まってしまいました。

でも、本当はただ単に今の心境を語っただけのことで、あまり深い意味はなかったということをあとでわかったんですけどね…
そのときはそんなことを知る由もありませんでした。

それを決定づけるかのように、事件は起きました。

市内大会で負けた後、やっぱりこのままじゃいけないと思い、いつものように仕掛けました。
市内大会後の夜、マヤに、

「外部コーチ辞めるわ」

この言葉には意図がありました。

そう。
もう一度気持ちを呼び戻すためでもあったからです。
がむしゃらにやるという雰囲気に持っていきたかったのです。
だからこれしか方法がありませんでした。
もちろん子供たちとの信頼関係に自信があってのことです。

次の日の月曜日の朝、早速子供たちに伝わりました。
その日の夜はファイアフライ(アダルト)の練習日でもあり、練習相手になってもらうため子供たちも参加してました。

『どんな反応があるだろう』

ちょっと期待してました。
ところが、電話した時の顧問の先生の反応がなんか違う?

『ん?』

体育館に行きました。
子供たち数人が私に、「話がある」と言ってきました。
言葉を詰まらせ、泣きながら、

「新人戦前の体制に戻してもらいたい」

と私に言いました。
要するに、外部コーチを入れず、がむしゃらにやってた頃に戻りたいとのことでした。
あの時は外部コーチもなく、練習量が少ないながらもがむしゃらにやっていたのは確かです。
でも、あのときも間に私が入り、ガツガツやってたと思うんだけど…

正直、すごくショックでした…。
ずっと信頼関係は強いと思ってたから。
思い込んでただけ…?

だけど、今まで自分たちの思いを言いに来る子達じゃなかったので、初めて私に正直な思いをぶつけてくれたことは嬉しかったし、私もそれを尊重してあげようと思ったので受け入れました。

「わかった。自分たちで思うとおりやってみな?悔いないように頑張れ。」

そう言って子供たちを家に帰しました。

私はこのとき、子供たちにとって私は必要のない人間だったんだと思いました。

「今までなんだったの!?なんのためにやってきたの?」

ずっと考えてた。
悔しかった。
涙が止まりませんでした。

こういう状況になってしまったので、保護者の方に連絡をし、事情を説明しました。
今後の対応も考えなくちゃいけなかったし…
当然、木曜日の練習は見れないと思ってたし、月曜日も火曜日ももちろん練習はナシにしようと思ってました。

だってヤル気のないメンバーを教えることはできないから…

すぐさま3年生の保護者に話が行き渡りました。
ところが…

体育館の外で保護者の方たちと話をしていたら、マリナ親子がやってきました。
事情を聞きつけてのことです。

「奥村さんが外部コーチ辞めるってどういうことですか?そんな話聞いてないんですけど!」

よくよく聞いてみると、この日の話は全員一致の結論ではなかったということが判明。
話し合いに参加してない子が9人中3人いました。
全員で話し合いをしてないのに、なぜそんなに早く結論を出したのか…謎でした。

みんなで話し合いをして自宅に帰ったあと、マリナから電話がありました。

「外部コーチを辞めないで下さい!」

泣きながらそう言ってくれました。
そう思ってくれてたのはマリナだけではありませんでした。
一人でも私を必要としてくれただけでも嬉しかったです…

マリナに言いました。

「マリナがそう思ってるんなら、後悔しないように自分の思いをみんなにぶつけなさい。」

全員じゃなくても、結論を出した子達がいるわけだから私からなんとかするわけにはいかない。
そのときは本当に苦しかった子もいたはず…
だからこそ自分たちで乗り越えなきゃいけない、そう思いました。
総体1ヶ月前になろうとしてたときのことです。

次の日の火曜日の夕方、またもや事件が起こり、顧問の先生を交え、3年生同士で話し合いが行われました。
この日、私は初めて自分の感情を子供たちの前でぶつけてしまいました。
人目気にせず、大声で泣きながら怒鳴りました。
それを見た子供たちはすごくショックを受けたようです…

もうぐちゃぐちゃ…
これが総体前の状況か…

私もずっと考えた挙句、ちゃんと3年生と話をしようと思いました。
私の考えも子供たちに伝えたい…。
なので、木曜日のファイアフライの練習を中止し、話し合いの場を設けました。
ちゃんと納得したかったのもあったし、少ない確立でもどっかで子供たちを待ってた自分がいたのかもしれません。

心の中で思ってました。

『きっとこれは試練を乗り越えるための必然にすぎない。偶然なんかじゃない。子供たちが本当に変われるために必要なことなんだ。』

市内大会で負けたあとに思ってた『シナリオ』どおりになったのかもしれない。
もしこれで子供たちが変わって、「もう一度お願いします!」と言ってきたとき、すごいチームに生まれ変わるって確信してました。

この子達が今足りないもの…

それは…「心の強さ」。


prat3へ。


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