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2007/07/25(水)
巌根中女子籠球部 〜part4〜 今だから言うこんな話
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手紙を読みました。
何人かの手紙に共通した言葉が入ってました。 それは…
「自分たちが言ったことは元には戻せないから」
じゃあ真意は?
中には、
「奥村さんと一緒に畑沢を倒しに行きたいです!」
読んでわかりました。 あの頑固さの理由は、自分が言った言葉の責任感だったと… 言ってしまった以上、最後までやり通さなきゃいけない。 きっとこう思ったのではないでしょうか。
子供たちの真意は伝わってました。 でもまだ足りない! もう一つ、ピースが足りないんです。 そのピースが揃えば、1枚の大きな絵が完成される。 誰にも想像できない大きな大きなジグソーパズルです。
自分の得意、不得意… 要するに大きな凸と大きな凹がいっぱい並んで補い合ってるジグソーパズル…。
…それがあの巌根中女子籠球部なのです。
何日かかっても待とうと思いました。 私は子供たちを信じました。 絶対戻ってくると。
予想ははるかに上回りました。
次の日の金曜日の夕方、ユカリから電話が来ました。
「話があるのでこれから奥村さんちに3年生全員で行ってもいいですか?」
この日の朝練のとき話し合いがあったようです。 全員一致で決意したそうです。 その決意を伝えたくて、3年生全員が我が家に集まりました。
そして…
「もう一度お願いします!」
ちゃんと言葉が他にあったけど、はっきり覚えているのがこの言葉です。 素直に嬉しかったです… 信じてて良かった…。
再度確認しました。
「総体まであと1ヶ月。今まで以上に厳しくなるけど覚悟はある?私は負けたくない。絶対勝ちたい!だから妥協はしないよ?自分たちがそう決めた以上は、その言葉に責任もて。それがおまえたちにできるんなら私も頑張るから!」
子供たちみんな真っ直ぐな目をしながら頷きました。
ようやく大事なピースが揃った… これで勝ちにいけると思った瞬間でもありました。
このあとは期末テストもあり、この話し合いを含め10日以上は練習できてない状態になる。 でもこれは絶対必然だったんだと思っています。
きっとバスケットの神様が、私たち巌根中女バスに試練を与えたんだと思います。 それを見事子供たち自身で乗り越えたのです。
このとき思いました。
この子達のバスケットがすごいもんに変わると…
次の週の土日に練習試合がありました。 県大会でベスト4に入った強豪チームや千葉県高校バスケで3位だった千葉経済高校とです。 子供たちの気持ちの変化を見るには最高の相手ですよね。 この強敵に対してどれだけできるか… すっごく楽しみでした。
prat5へ。
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