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2008/11/12(水)
長文で語ってます(笑)
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滋賀県にある野洲(やす)高校サッカー部を皆さんはご存知ですか? 2005年の全国大会で見事優勝した県立高校のチームです。
先日、娘がちょい興奮気味で帰ってきた早々、こんな話をし始めました。
「野洲高校の監督が言ってること、中学のときにあっちゃんが言ってたことと同じこと言ってる!」
いきなりだったので「何を?」って聞いたら、「リバウンドが得意でもドリブルは苦手、シュートが得意でもディフェンスが苦手な子がいたりするから、それをみんなで補い合ってやるっていうこと言ってたじゃん?それと同じことをこの野洲高校の監督も言ってるんだよ!」って…。
どうやらこの野洲高校の山本監督が言ってることは、奥村が常々子供たちに言ってきたことと同じらしいので、ビックリしたみたい(笑)
奥村にしてみたら、いつも長い話の中の言葉を覚えていてくれたことにビックリしたけどね(*^▽^*) こっちが重要だったり(笑)
自分が話したことをいつか偶然でも重なり合うことができればいいなって思いながら話してたけど、思う以上に浸透していたのかな?
何かのきっかけで、「そういえばあの時こう言ってた!」って思い出してくれる時があると嬉しいな(*^▽^*)
話は戻りますが、野洲高校の山本監督ってサッカー未経験者で、もともとレスリングをやっていた人らしい。 大学4年のときに留学した先でサッカー観戦をし、帰国したときに日本のサッカーを見たとき、レベルの違いに痛感したのがきっかけで指導者の道を選んだといいます。
興味を持ったのでネットで野洲高校サッカー部を調べてみました。 山本監督の考えに共感が持てる部分がたくさんあって、なんか新鮮さを感じました。 いくつかご紹介しますので、ご覧になってみて下さい。
http://www.aquarius.nikkansports.com/2005/soccer/winter/p-hs-tp0-060110-0001.html
http://www.kyoto.zaq.ne.jp/dkaqw906/spopsy51.htm
http://www.sfen.jp/opinion/yasukou/yasukou01.html
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/hs/84th/column/200602/at00007823.html
この中に、「勝ち負けよりも大切なこと」ということを説明しているものがありますが、これはいつも子供たちに言い聞かせている言葉ですが、自分自身すごく漠然にしか話してなかったなということに気づきました。
「勝ち負けという結果がすべてじゃないんだよ?結果にたどり着くためには、毎日の練習に対する姿勢が必要。この毎日の練習の成果が結果に繋がるんだよ。結果はあとからついてくる!」
なぁーんて言ってきてたけど、また違う伝え方もあったりで勉強になりました。 すごく納得して、「そうそうそう!これも言いたかったんだよ!」って思った(笑)
でも…
指導方針や指導法、考え方というのは、10人の指導者がいれば10人の考え方があると言われています。 どれが正しいなんてないと思う中、信念を持って、そのチームに合うやり方で指導していけばいいと思っています。
しかし、これは持論ですが、指導者は選手をバーンアウト(燃え尽きさせる)させてはいけないと思っています。
かつて自分自身が経験していますが、バーンアウトしてしまうとバスケ自体やらなくなったり、嫌いになったりしてしまいます。 せっかくあれだけ頑張ってきたのに、しまいにはバスケから離れてしまう…
何のためにバスケをやってきたの? 何のために指導をしてるの? 勝つためなら何だっていいの? 大切な時期に何を教えるべきなの?
常勝チームは、負ける悔しさを知ることはないでしょう。 そこから這い上がる強さや術を身につけることはできないでしょう。 逆に負けっぱなしのチームは、勝つ喜びを味わうことはないでしょう。 ずっとスタメンだったら、試合に出れない人の悔しさなんてわからないでしょう。 もちろん、常勝を保つ精神力は、常勝チームにしかわからないことだと思いますが…
極端じゃダメだと思っています。 両方を体験して学ぶことも必要だと思っています。 これらをいつか直面したとき、くじけるか乗り越えられるかは本人しだいになってきますが、たいてい前者じゃないでしょうか…。
特にミニバスや中学バスケは、勝ち負けにこだわらせる必要はないと思ってます。 だってそんなことより大切なことはいっぱいあるから。 やるからには当然勝たせてやりたい、勝ちたいと思うのは当たり前ですが、結果に繋げる為に何を教えるべきなのか…
これは一生の課題だと思っています。 日々勉強の積み重ねですよね。
時には子供たちから学ぶこともあります。 そんな子供たちがいるから指導が出来る… 指導者は指導できるありがたさを忘れてはいけないのです。
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