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2005/12/13(火)
しゃべるなら気をつけねば
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今回のひまひま日記は映画と本の話題の2本立てです(だからどうだって言う事も無いが)。映画と言っても、最近の映画では無いですが…。
先日、NHKのBSで放送されていた映画『二十四の瞳』を見ました。2月に小豆島へ行って以来(2月の日記参照)、一度見てみたいと思っていたのでした。 昭和29年の作品ということで、画面は白黒。でも、逆にその古めかしさにリアリティを感じます。原作の小説ののびのびした雰囲気に比べると少しおとなしい感じがしましたが(何せ「文部省推薦映画」)、小豆島の風景と童謡が全編に盛り込まれていて、情緒的な、映画ならではの良さがありました。 配役を見て、ご長寿タレントだとばかり思っていた役者が多数出演しているのにびっくり。清川虹子とか、浦辺粂子とか。天本英世なんて、晩年のイメージと全然違います。 逆に、田村高廣は今の雰囲気そのまま若者にした感じ。ラストの泣かせる役どころで、いい味出してます。 「馬のことを、分かったつもりになるんでねえ!!」…あ、これは『ファイト』ネタでした。
続いて、最近買った本。私のダジャレの師匠(ウソ)、元NHKの池上彰さん著『相手に「伝わる」話し方』です。 『週刊こどもニュース』のお父さん役でおなじみとなった池上さんですが、それ以前は首都圏ニュースのキャスターをしていました。「本屋さんものほほんとしていられませんね」などと脱力ギャグを時々飛ばすので、密かに注目していました。 一番印象に残ったのが、『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば』というフジテレビの番組の収録中に事故が起こった時のコメント。 「次は、やるなら気をつけねばというニュースです」 思わず笑ってしまいました。でも、その後この事故は死者が出てしまったので、まさに洒落になってなかったのですが。このコメントが原因でこどもニュースに飛ばされ…という訳ではないでしょうね。 池上さん情報はこれくらいにして。この本、ハウツー本にありがちな、上から見下ろしたような視点は皆無です。むしろ、著者の辛い体験や失敗をさらけ出しつつ書かれているので、とても共感して読むことができました。このへんに「相手に伝わる」ヒントがあるのかな、とも思いました。 それにしても、この本を読むと警察担当の記者は本当に大変なんだとわかります。例のNHK記者も、火をつける前にこれを読んでいれば…って、この発言も不謹慎でしょうか。
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