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2006/07/21(金)
哀しい欽ちゃん
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コラムニストの故・ナンシー関さんが、事あるごとに「欽ちゃんを見てると哀しくなる」というような事を書いていました。つまらない欽ちゃんと、それを見て笑う観客・・・その空間自体が哀しいと。 そう考えると、球場でマイクを持って走り回る萩本監督もとてつもなく哀しいのかも知れませんが、長年の欽ちゃんウォッチャー(←そんな人イヤだけど)の私から見ると、萩本監督は、バラエティー番組で見る近年の欽ちゃんとは別人のように元気に思えました。何か、迷いが無くなって吹っ切れたかのような。香取慎吾に任せて緩いツッコミでお茶を濁している最近の仮装大賞を見る度、欽ちゃんの居場所はもうここではないんだろうなあ、と思っていました。
そして、突然の解散劇。一選手の不祥事で球団全体が無くなるというのはやはり理不尽で、我々一般人には理解し難いですが、責任うんぬんよりも、夢から覚めてしまった思いなのでしょう。哀しい欽ちゃんは、今まで見たことも無いぐらい哀しく見えました。
<追記> やっぱり…とは思いましたが、前言撤回ですか。 スタンドの激励に「おれやるよ〜」と感激する欽ちゃん。感激するのはいいけれど、みんなが暖かい観客ばかりだと思っちゃってるんじゃないかなあ…。立川談志が「あいつはバカだから」と蔑んでいたけど、世間にはそう見てる人たちもいっぱいいるんじゃないかなあ…。この辺りこそが欽ちゃんの「哀しさ」なのかなあ……。 と言うか、なんで私はここまで欽ちゃんについて考えているのか。(7月22日記)
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