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2008/12/06(土) 若手運転手&びくびく管理人
<前回までのあらすじ> 元ヤン駅員との熾烈な闘いにあっさり敗れ、深い痛手を負ったよわよわ管理人であったが、民宿のおばあさんの温かさに癒され、気持ちを新たにひまひま鉄道旅行を続けるのであった。

 翌日の列車は関西弁のおばちゃん&おっちゃん団体でいっぱい!日本の中年のあちこち旅して楽しむぞパワーは凄いと思うのです。
 列車は山奥へと分け入り、終点に到着。ここからバスに乗り換え、さらに山奥を目指すのです。しかし、駅近辺で落石があったとかで、バス停にはひと気が無い。売店のおばさんに臨時のバス乗り場を教えられ、あたふたとそちらへ向けて走ることに。
 停まっていたバスは、バスと言うより小型のバン。今年から運営会社が撤退し、地元自治体による運行となったそうなのです。前日の夜、民宿で見たNHKの番組で、まさに各地で続々撤退するバス路線の話題を取り上げていたばかりでした。その波はここにも。
 小型バスは、私以外にいなかった乗り継ぎ客をじっくり待って(走る必要なかった)、ようやく発車。乗客は、地元のおばさん&おばあちゃん2名と、年齢不詳の謎の男性1名、そして私の計4名。おばさんたちは運転手さんと顔なじみのようで、世間話を続けています。本当は観光客をもっと招き入れたいんだけど、このバスではとても受けきれない…といった話題も。バス廃線のジレンマがここにあります。
 おばさん2人はそれぞれ別の集落で降り、乗客は謎男性と私だけに。運転手さんも途中で交代し、道はいよいよ険しくなってきます。車窓の紅葉が美しい。
 1時間ほどで、目的地の温泉に着きました。なぜだか降りようとしない謎男性と、「どこへ行くの?」と困っている運転手さんを後にして、山小屋のような風情の温泉へ。入浴料は無料。どこから来たのか?と思うほど、たくさんの客で賑わっていました。会話を聞いていると、近いうちに立て替えて、入浴料も取るようになるらしい。この雰囲気が無くなるのは寂しい。

 帰りのバスは同じ運転手さんでした。実は以前、この温泉に来たことがあって、その時はバス(当時は地元私鉄が大型のバスを運行していた)が待てども暮らせども来ず、通りかかった親切な家族連れの車が、駅まで乗せてくれたのでした。なのでちょっと不安だったのですが、時間通りバスがやって来て安堵。
 途中で、行きと同じおばあちゃんが乗ってきました。「さっき一緒に乗ってた男の子、どうしたの」と聞かれるも、「ええ…先に降りちゃったんでわかりません」としか答えようがない。運転手さんは苦笑い。後で聞いたところ、どうしても降りないので交代の運転手にそのまま引き継いでしまったそうです。
 以前のバスは3時間以上かけて、このままJRの大きな駅まで走っていたのですが、このバスは途中で路線バスに乗り換えが必要です。大型バスの時は巨体をぐねぐね揺らして走り、乗ってるうちに気持ちが悪くなってしまったものですが、小型バスはさすがに小回りが効いて快適。眠くなってしまいました(寝てばっかりだ)。

 終点の小さな折返場に着いた頃には空は暗くなっていました。一緒に乗っていたおばあちゃんも、近くの家へと消えていきました。乗ってきたバスの車内でしばらく運転手さんと雑談していると、ライトを光らせた路線バスがやってきました。ここでこのバスに乗り換えです。
 発車待ちの時間中、添乗の中年の運転手さんはトイレへ。車内に残った若い運転手さんに、駅までの運賃を聞いてみました。
「正確にはわかりません」
「え、ええ??」
「たぶん1,000円ちょっとだったと思いますけど」
 そう聞いて、1,000円のバスカードを購入。100円のおまけが付いてお得です。しかし、正確にはわかりませんという返しは斬新だ。
 中年の運転手さんが戻り、バスは出発。道はまだまだ細く、すれ違うのも大変です。若い運転手の運転に、横からいろいろ指示が飛んできます。
「前の車止まってるから、こっちが先行っていいよ」「もっと左に寄せて、もっと」
 今度は寝る暇はありませんでした。辺りはいよいよ真っ暗です。

<おまけ>前回のパノラマカーに続き、鉄道動画第2弾!? 汽笛にびっくりしてカメラが揺れるのがご愛嬌(?)です…↓
http://video.fc2.com/content.php?kobj_up_id=20081206UpGBNug5


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