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2010/05/04(火)
ツーカの不仲
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京急が5月中旬に予定しているというダイヤ改正。ポスターまで作成しておきながら、大田区議や区役所が猛反発していまだ公式発表できない…という噂。 某巨大掲示板による情報だったので、若干マユツバもんだなあ…と思っていましたが、複数の新聞で報道されたようなので、どうやら事実みたい(下記は毎日新聞のリンク先)。 http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20100501ddlk13020250000c.html
大田区が怒っているのは、京急が品川・羽田空港間ノンストップ運転の「エアポート快特」を新設しようとしていることに対して。大田区が京急蒲田駅の立体交差化工事に支出しているのに、通過しようとはけしからん!ということらしい。まあ主張は理解できますが、住民や乗客不在の不毛な争いにはしないでもらいたいものです。 しかし、何か物事を進めるときに「事前の根回し」とか「相手の顔を立てる」とかいったことが、とても大事なんだなあと改めて思います。自分もそれができずに失敗することが多いのでよくわかります。そんな局地的失敗と大規模事業を一緒にするな、と言われそうですが。
京急は列車のスピードと同様、昔から思い切ったダイヤ改正をする会社です。1999年のダイヤ改正では、日中の特急を無くして快特(この時に「快速特急」から名称変更)に統一、横須賀市内の追浜・汐入は通過となってしまいました。当時は横須賀市役所も反対したと聞きますが元に戻ることはありませんでした。昔から住んでいる人に聞くと、両駅ともかつてに比べるとずいぶん衰退してしまったと言います(ダイヤとの因果関係はわかりませんが)。 対照的なのが東急で、東横線に特急を新設する際、他社であれば従来からの急行を減らしそうなところですが、急行の本数はそのままで、特急を上乗せしたのでした。まあ、もともとが乗客の多さのわりに本数が少なかったとも言えるのですが、会社ごとの方針の違いが感じられて面白いです。 ちなみに相鉄は、乗客に気づかれない程度にこっそりと本数を減らす…??(←失礼です)
そんな鉄道マニア以外にはどうでもよさそうなことを書きつつ。今月もよろしくお願いします。
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