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2011/12/12(月)
すごい朝ドラ
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『カーネーション』を録画して毎日見ていますが(ひまひまです)、物語がどんどん激しくなってきました。モデルとなったコシノアヤコさん自身の人生が激しいものだったのだと思いますが、それだけではない、脚本家やスタッフの強い意志を感じます。今までこのひまひま日記で、朝ドラについてたびたび適当な感想を書いてきましたが、このドラマはここ10年ぐらいの朝ドラとは別物という感じがします。
以前にも書きましたが、ぼくは「ダメ人間が出てくる朝ドラが好き」なのですが(自分がダメだから)、この物語の主人公は決してダメ人間などではなく、むしろその逆で非常に強い女性です。しかし、その強い人間の、孤独や不安を描いているところなどは、これまでの朝ドラには無かったように思います。 特筆したいのは、脇の登場人物がみんな個性的なのに、ストーリーは一貫して主人公「小原糸子」の物語であり、一切ブレないこと。これも、ゲストキャラの話で一週間を費やすような最近の朝ドラとは全く逆。 もしかすると、『カーネーション』は異色作のようでいて、実は「女の一代記」としてものすごく正統派の朝ドラのような気がしてきました(『おはなはん』とか見てないので知りませんが…)。
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