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2011/05/19(木)
児玉清さんと龍馬伝
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ぼくが児玉清さんの存在を知ったのは、おなじみの『アタック25』。しかし、当時はまだ大人の味わいなど分からぬ幼い少年(今はすっかり分かっているかのような口ぶりですが)、「なぜ赤を取らないのか」と突き放す司会に、なんか先生のようにキビしいおじさんだなあ、と感じていました(これを魅力として知らしめた博多華丸はえらい)。 児玉さんのイメージがちょっと変わったのが、朝ドラ『ファイト』での旅館の主人役。真面目だけれども、どこか茶目っ気みたいなものも醸し出していて、好感を持ちました。
そしてやっぱり印象に残っているのが、昨年の『龍馬伝』での龍馬の父親役。正直、素直に感動できる回は少ない龍馬伝でしたが、児玉さん演じる父と龍馬との別れ、この回は良かったです。 余命わずかな父親を砂浜に連れ、家族の前で、みんなを乗せて世界中を航海する夢を、体いっぱい動かしながら語る龍馬。それを聞く児玉父の表情がとても良かった。個人的には、龍馬伝の中でベスト回です。厳しい司会者ではない、優しげな児玉さんの印象が心に残る回でした。
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