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2012/01/17(火)
近くの秘境温泉
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「三浦半島にものすごい秘境温泉がある」とネットで知り、そのうち行ってみたいと思いつつ、そのうちがずるずると先になり早4年が過ぎ…(過ぎすぎです)、ようやく実行してきましたので報告いたします。 横須賀市内で用事を済ませた後、駅前からバスに乗って15分ほど。ここから、プリントアウトした地図を片手に歩きます。事前情報では「かなりの山道」「道に迷ってたどり着けないぐらい」とありますが、道はしっかり舗装されているし、周囲には小奇麗な住宅もある。 何だ、大げさだなあ、と余裕で歩いていると、右手に、崩れそうなバラックが見えてきました。近づいてみると、壁面にごてごてとした手書き看板が。「大観音」とか「夢男」とかいろいろ書いてある。あ、あやしい…。
温泉は、ここからさらに脇道を歩かないとならないみたい。地図を見つつ、この道でいいのかな…と恐る恐る歩を進める。 やっぱり道に迷った末、それらしき山道を登っていくと、林の中に何とも言えない光景が広がっていました。山積みされた木材の中におんぼろの小屋が…と言うか、もはや木材と小屋の区別がつかないぐらい。 すると、バイクに乗ったおじさんがやって来ました。仙人みたいな風貌の偏屈じいさんだったらどうしよう…と不安になりましたが、バイクを降りたおじさんは物腰の柔らかい人でほっとしました。 おじさんの案内で小屋の中へ。写真の通り、家庭用のステンレス浴槽が無造作に置かれています。「昨日はなぜかたくさんお客さんが来たけど、今日は来ない」との話。一部の温泉マニアには知られた存在なのでしょう。 さて、いよいよお湯の中に入ってみると…。外見に負けず、お湯もかなり個性的です。つるつる、ぬるぬる、浴槽が傾いていることもあって、お湯の中で滑ってしまいそう。 外からはお湯を沸かす薪のにおいが漂ってきます。本当に近場の秘境温泉でした。
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