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2016/11/07(月)
懐かしのあけぼの、初めてのシンデラ
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9月のことですが、秋田県の小坂町という所にある、ブルートレインを利用した宿泊施設に泊まってきました。 ブルートレインの宿泊施設といえば、昨年の6月に九州で泊まったことをこの日記で書きましたが、今回は東北ということで、おととし廃止となった「あけぼの号」の車両を用いた施設です。 あけぼの号には何度も乗車したことがありなじみ深いのですが、いつも乗るのはB個室の「ソロ」か、普通の開放B寝台。今回初めて最上級のA個室「シングルデラックス」を体験しました。最上級といっても大して広くはないのですが、カプセルホテルのようなソロとは段違い。一度、現役時代に乗りたかったなあ。 このブルートレイン、廃止になった小坂鉄道小坂駅のホームに横付けされています。そして朝になると、広い構内を機関車に引かれて移動するのです。この時は個室は使えないので、開放寝台に乗車。わずかな時間ではありますが、現役時代を思い出して感動してしまいました。 小坂の街、今では正直少し寂しい街ですが、昔は鉱山で栄えた街なのです。地方都市の飲食店に入ると、よそ者に対してぶっきらぼうだったりして寂しい思いをすることが多いのですが、この街の食堂(焼肉もラーメンもやっていた)の方、優しくて上品な奥さんといった感じで、親切な応対で嬉しくなってしまいました。一人で旅してると、ちょっとしたことでも何でも嬉しくなってしまうのだ。 現役を退いてしまったブルートレインですが、過去の活躍を物語るものとして、長く大事にされてほしいなあ…と思うのです。
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